徹底解説!イヌとネコの膵炎臨床診断メソッド
論文から読み解く「膵炎の臨床診断のグローバルスタンダード」
論文から読み解く「膵炎の臨床診断のグローバルスタンダード」
講師: | 田村 昌大 |
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セクション数: | 4セクション |
収録時間: | 112分 |
特典: | レジュメ冊子(PDF)+特典映像(17分) |
制作・販売元: | 株式会社 医療情報研究所 |
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講師: | 田村 昌大 |
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ディスク枚数: | 1枚 |
収録時間: | 112分 |
特典: | レジュメ冊子(PDF)+特典映像(17分) |
制作・販売元: | 株式会社 医療情報研究所 |
それ…本当に膵炎でしょうか?
田村 昌大
北海道大学 附属動物病院で特任助教(肝胆膵内科)を経て、現在、酪農学園大学 伴侶動物内科学 講師として一般内科および肝胆膵内科を担当。 肝胆膵内科および超音波診断を専門とし、慢性肝炎や門脈体循環シャントの超音波診断に関する多数の国際学術論文や書籍の執筆、そして講演を行う。
※近年、大きく変わった膵炎の診断メソッド
先生が、膵炎の診断方法を学ばれたのはいつ頃でしょうか? 膵炎の診断は、この10年ほどで目まぐるしく変化し続けてきました。例えば、Spec cPLやv-LIPの登場は、膵炎の診断を大きく変えた一因です。
ひと昔前は、膵炎を診断しようと思うとアミラーゼや特異的でないリパーゼ、そして超音波検査を駆使し総合的に判断していく必要がありました。しかし今は、Spec cPLやv-LIPが利用できるため、膵炎と診断するケースが大変増えたと思います。
確かに診断はしやすくなりましたが、しかし良いことばかりではありません。実は、膵炎と過剰診断しているケースも増えています。
※こんな経験はありませんか?
例えば先生は、「食欲不振や嘔吐などの症状はないが、院内のv-LIPが高い」「v-LIPが高いのだから、膵炎に違いない」「よし、低脂肪食の給餌をスタートしよう」このような診療をした経験はありませんか?
先生の心の中では「症状も無いし、膵炎として診断して良いのかなぁ」と、もやもやする事も実は多いのでは無いでしょうか? このような臨床で頻繁に遭遇する疑問を、この際スッキリさせませんか?
本映像教材では、実臨床で遭遇する「臨床的な膵炎」の臨床診断メソッドをご紹介します。
※グローバルスタンダードな膵炎の診断メソッド
今回、先生が学べるのは、膵炎の臨床診断のグローバルスタンダードです。グローバルスタンダードは、ハッキリと教科書に記載されているものではありません。しかし、近年の研究論文の組み入れ基準をチェックすることで明らかにできます。
犬の膵炎であれば、そのポイントは3つです。①少なくとも、2つ以上の消化器症状 ②Spec cPLの上昇 ③超音波検査で膵炎に好発する所見の存在の3つです。ここで、1つ注意点があります。
それは、この3つは並列の条件として扱うものではないということ。グローバルスタンダードでは、まず、①の「2つ以上の消化器症状があること」が診断の絶対条件となります。
それに加えて②のSpec cPLの上昇、または③の超音波検査による異常所見(もしくは②と③両方の異常)があることを診断基準としています。この違いを正しく理解することが、膵炎の診断精度を上げる第一歩です。
今回の教材では、膵炎の診断のグローバルスタンダードはもちろん、膵炎をどのように考えるべきか、症例を見ながらわかりやすく学べます。
数値に惑わされず、正しく膵炎を診断できる!グローバルスタンダードな膵炎の臨床診断メソッドとは?
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