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犬と猫の乳腺腫瘍外科テクニック

※先生なら、どう対応しますか?

都心部の住宅街で開業する獣医師のお話です。ある日、12歳になる雌のミニチュアダックスが来院しました。

不安そうな飼い主さんにお話を聞いてみると、「胸のあたりにしこりがある」とのこと。ドクターが触診してみると、確かにしこりのようなものがあります。

「もしかしたら乳腺腫瘍かもしれない」と考えたドクターは丁寧に身体診察をしたあと、細胞診と血液検査・胸部レントゲン検査をおこないました。

検査結果をみたドクターは、乳腺腫瘍を確信しました。しかし、腫瘍は1cm程度であり、明らかな悪性所見は認められなかったため治療方針に悩みます。

「1cmだし、良性の可能性が高いだろう」「高齢犬の手術は負担も大きいし…」と考えたドクターは、とりあえず様子を見ることにしました。

「おそらく大丈夫ですが、定期的に経過をみましょう」と伝えると、飼い主さんは安心した様子で病院を後にしましたが…

※とりあえず様子見をした結果…

2ヶ月後、再びそのミニチュアダックスが来院しました。「先生、しこりが大きくなっている気がするんです」と不安な表情の飼い主さん。

ドクターがあらためて細胞診をおこなうと、以前はみられなかった特徴的な悪性所見が認められました。

さらに、腫瘍サイズは3cm近くまで肥大しており、胸部レントゲン画像をみると、複数の肺転移が認められたのです。

「先生、もう手術はできないんですか?」と震える声でたずねる飼い主さんに、ドクターはすぐに回答できませんでした。

これは、ある動物病院の実話を少しだけ脚色したフィクションです。しかし、このようなケースは決して珍しいお話ではありません。

では、どう対応するのが正解だったのでしょうか?

※犬猫の乳腺腫瘍を完治へ導く方法

腫瘍外科のスペシャリストである小山田先生は、「乳腺腫瘍は1cm未満のまだ小さいうちに発見し、完全に切除すれば99%の症例を完治へ導ける」とおっしゃいます。

逆に、2cm以上に肥大してしまうと悪性化および転移のリスクが急上昇し、生存率は大きく低下します。

事実、最初に発見した段階では完治を目指せた症例でも、「たった一か月の様子見」で完治が不可能になるケースは少なくありません。

乳腺腫瘍の完治を目指す場合、第一選択は外科による切除ですが、これはホームドクターにも安全にできる手術です。

犬猫の長寿化が進み、乳腺腫瘍に罹患する動物が増えているからこそ、先生も、乳腺腫瘍を完治へ導く診療技術を習得しておきませんか?

実際の手術映像をみながら、乳腺腫瘍外科をわかりやすく学べる動画セミナー。その収録内容とは…?

失敗しない!レッグペルテス病の大腿骨頭頸部切除術

日本で人気の犬が好発犬種

先生もご存じのとおり、レッグペルテス病(LCPD)は、トイプードル・ポメラニアン・ミニチュアダックスなど、日本で人気の犬種に多くみられる疾患です。

大腿骨頭・大腿骨頸部が壊死してしまう痛みをともなう疾患のため、足をかばうような歩様がみられます。レッグペルテス病は、飼い主さんが愛犬を家族に迎えてすぐに発症するため、心配も大きく「絶対に治してほしい」という思いも強い疾患です。

では先生は今、どうやってレッグペルテス病を治療していますか?症状が軽度であれば、多くのドクターがまずは、内科的治療を選択するでしょう。鎮痛剤、抗炎症剤を処方し、経過を見守る。

これは、標準的な対応と言えます。しかし…。

「内科的治療」では骨壊死の進行を止められません

もちろん、内科的治療で症状が一時的に改善するケースもあるでしょう。しかし、多くの症例でレッグペルテス病は進行するため、内科的治療は根本改善になりません。

骨壊死はゆっくりと進み、痛みはどんどん強くなり、いずれ手術が必要になるケースがほとんどなのです。こうなったとき、飼い主さんは、どう感じるでしょうか?

「先生が内科的治療を勧めるから信頼したのに…」と思われるでしょう。飼い主さんによっては、「もう先生には任せられない」と転院してしまうかもしれません。

子犬を救うためにおこなった治療が、信頼を失う結果になってしまったとしたら、本当に残念でしかありません。

でももし先生が、「治せるなら治してあげたい」と本気でお考えなら、この動画セミナーで学べる内容はとても重要です。

安全で予後の良い「レッグペルテス病の外科治療」

本教材のテーマは、「レッグペルテス病と大腿骨頭頸部切除術」です。日本動物病院協会(JAHA)認定外科医である池田先生から、レッグペルテス病の診断と鑑別のポイントと、安全で予後の良い外科的治療だけでなく、術後のリハビリテーションまでオールインワンで学べます。

「自分にもできるだろうか?」という心配はいりません。なぜなら、大腿骨頭頸部切除術は、整形外科の分野ではもっともシンプルでポピュラーな手術のひとつだから。

外科が専門分野ではない先生はもちろん、まだ、外科の経験が浅い先生でも習得しやすく、安全に実施できる手術です。

日本で人気の犬種に多くみられる重要な整形外科疾患だからこそ、先生も、根本改善できる技術を習得しませんか?

レッグペルテス病の診断と、大腿骨頭頸部切除術が学べる特別な動画セミナー。その収録内容とは…?

教科書では学べない!1人で行う外科手術テクニック

※国内の動物病院の63.8%

日本国内には、小動物臨床を行う動物病院が、約12,700件あります。しかし、その大半が小規模な病院であり、63.8%の施設が「獣医師一人」と言われています。

つまり、国内の約2/3の動物病院が、十分とは言えない人手の中で内科も外科も、また皮膚科も眼科もこなしているのです。

もしかすると先生も今、お一人で全科目の診療に対応されているかもしれません。動物の生命を救うために全力を尽くすドクターは、本当に心から尊敬すべき存在です。

強い責任感と燃えるような情熱がなければ、このような対応はできないでしょう。たとえ獣医師一人でも、来院するすべての動物の病気を治療し、健康を守れるのが理想です。

しかし現実には、一人では対応が難しい状況もあると思います。たとえば、助手もいない「獣医師一人」の状況で、緊急での外科治療が必要な犬が来院した場合…

※一人で外科手術ができますか?

緊急的な外科治療が必要な症例は突然来院します。

そんなときに紹介病院も受け付けてもらえない、院内には獣医師は一人だけしかいない。ただ患者さんの病態は待ってくれない。

緊急手術が必要なケースでは、助手を待ったり、他院を紹介している時間が致命的になる可能性もあります。

※「獣医師一人」でも動物の生命を救いたいのなら?

今お話したような状況は、獣医師一人の施設であれば、決して他人事ではありません。

本当に対応の難しい状況ですが、それでも先生は「自分の手で動物の生命を救うか、あきらめるか」の判断をしなくてはなりません。

先生ほど使命感の強い獣医師なら、きっと「あきらめる」なんて選択肢は最初から存在しないでしょう。もしかしたら、ダメかもしれない。

しかし、少しでも助かる可能性があるのなら、たとえ一人でも手術をしてあげたいと思われるはずです。

この動画セミナーは、紹介2次病院や大学病院だけではなく、夜間救急や保護施設といったマンパワーの不足した現場でも豊富な執刀経験のある日本小動物外科専門医の小材先生から、「一人でおこなう外科手術(ソロサージャン)」のテクニックをわかりやすく学べます。

先生も、大学の授業や教科書では絶対に学べない「ソロサージャン」のテクニックを習得しませんか?

明日から実践!皮膚診療メソッド

※常に来院理由の上位に入る「皮膚疾患」ですが…

先生は、皮膚科の診療に自信をお持ちでしょうか?先生もご存じのとおり、ひと言で皮膚疾患といっても、その種類は多岐にわたります。

とても専門性が高く奥が深い分野のため、「皮膚科の診療はよくわからない」と苦手意識をお持ちのドクターもたくさんいらっしゃると聞きます。

しかし皮膚疾患は、動物病院の来院理由でも常に上位にランクインするほど罹患する犬猫の多い疾患です。

しかも、皮膚の異常は病気に詳しくない飼い主さんでもひと目でわかる上、動物と飼い主さんのQOL(生活の質)を著しく低下させます。

もし、治療が思うように進まない場合、飼い主さんの信頼を失ってしまうばかりか、転院してしまう可能性もあります。

皮膚疾患に苦しむ動物を救うためにも、また、地域に信頼される病院経営をするためにも、皮膚科の診療はとても重要になりますが…

※治療が奏功しない症例に困っていませんか?

先生はふだん、どのように皮膚科の診療をおこなっていますか?「必要な検査は、経験からなんとなく決めている」「とりあえず過去にうまくいった方法を試してみる」など、こんな診療をしているかもしれません。

確かに皮膚科の診療は、とりあえずの検査で診断・治療をおこなっても、トントン拍子で症状が改善していくケースがあります。

そのため、「なぜ、この検査をするのか?」「なぜ、この治療薬を使うのか?」など深くは考えないまま、経験や勘に頼った「とりあえず」の皮膚科診療をしているドクターも少なくないと聞きます。

しかし、治療がうまくいくこともある一方で、過去にうまくいった診療パターンを当てはめても、思うように皮膚症状が改善せずに困った経験もあるのではないでしょうか?

このような「当たるか、外れるか?」の治療では、先生もなかなか皮膚科の診療に自信を持てないと思いますが…

間違いのない皮膚科診療をマスターしませんか?

皮膚疾患の中には、皮膚型リンパ腫のように生命にかかわる病気もあります。「とりあえず」の検査・治療でもうまくいくケースもあるかもしれません。

しかし、とりあえずの対応が原因で動物の尊い生命が失われる可能性もあるのですから、できる限り診断精度の高い検査と、エビデンスのある治療が重要だと思いませんか?

この動画セミナーでは、日々の臨床で実施する機会の多い「4種類の検査」と、安全で効果的な治療法を解説します。犬アトピー性皮膚炎には国際的なガイドラインがありますが、新しい薬であるサイトポイントの効果的な使い方を学べます。

来院数の多い皮膚疾患だからこそ、先生も、もっと自信を持って皮膚科診療に取り組めるようになりませんか?

明日の臨床からすぐに活かせる「皮膚科診療を成功へ導く秘訣」を収録したセミナーの内容をご紹介すると…

ゼロからはじめるうさぎ外科診療

わずか5年で「6.4倍」のニーズ増

近年、ウサギの診療ニーズが急速に高まっています。ウサギは登録制度がないため正確な飼育頭数は不明ですが、あるペット保険会社の調査では、2015年から2020年にかけて保険契約件数が6.4倍に増加したと発表されました。

また、30年以上の活動歴があるウサギ愛好家団体によると、国内で飼育されているウサギは約75万頭であると推計されています。

現在、犬の飼育頭数が約680万頭と言われていますので、これは1/9程度の数字です。きっと先生も、「最近はウサギの来院、問い合わせが増えてきたな」と感じているのではないでしょうか?

ウサギは、家族に迎える際にかかる費用が犬猫に比べて安く、飼育もしやすいメリットがあります。そのため、これから先も飼育頭数は増加し続けることが予想されます。

飼育頭数が増えれば、当然、病気になるウサギも多くなりますので、犬猫だけでなくウサギも診られる獣医師が必要とされているのですが…

ウサギに多い病気とは?

ウサギが罹患しやすい病気は複数ありますが、その中でもとくに多いのが、子宮疾患をはじめとする生殖器の病気です。

たとえば、「子宮腺癌」は4歳以上のウサギの50%~80%で発生するポピュラーな疾患であり、未避妊のウサギが来院した場合は、常に念頭に置いておくべき疾患のひとつです。

予防には、生後8ヶ月から12ヶ月での避妊手術が推奨されていますが、発生後も早期に発見し、適切な治療をおこなえば良好な予後が期待できます。オスの場合でも、国内では高齢のウサギが増えていることから、精巣の触診・視診で腫瘍が発見されるケースが増えています。

雄雌ともに生殖器の腫瘍は外科的切除が推奨されているため、ウサギに多い病気を予防・治療するには、犬猫と同じように避妊・去勢手術が重要になるのですが…

ウサギの避妊・去勢手術をマスターしませんか?

犬猫の飼い主さんにとって、避妊・去勢手術はいまや「常識」です。先生も、日々の臨床で犬猫の避妊・去勢手術は当たり前に実施しているでしょう。

一方のウサギの場合は、犬猫ほど一般的ではないかもしれません。しかし、生殖器疾患の罹患率が高い特徴から、避妊・去勢手術は極めて重要な処置となります。

ウサギの病気の予防・治療はもちろん、糞便を撒き散らす問題行動の改善という点から考えても、家庭で飼育されているすべてのウサギに必須の処置であると言っても決して大げさではありません。

近年、急速に飼育頭数が増えている事実からも、ウサギの避妊・去勢手術はホームドクターに欠かせない重要な技術になりつつあります。

この動画セミナーでは、高見先生から、「ウサギ外科」の基本をわかりやすく学べます。

エビデンスベースの信頼性の高い「ウサギ外科」を、高画質な手術映像を見ながらわかりやすく学べます

診療スキルが上がる!呼吸器疾患アプローチ術

※呼吸困難症例の生存率を上げるには?

※呼吸困難症例の生存率を上げるには?

数ある疾患の中でも、苦手意識をお持ちのドクターが多いのが呼吸器疾患です。

毎日のように来院する疾患ではありませんが、病気がかなり進行した状態で来院する動物が多いため、先生も「どう対応すればいいのか?」と悩んだ経験があるのではないでしょうか?

呼吸器疾患の動物は、検査中にいきなり急変するケースもあります。判断・対応をひとつ間違えただけで生命を落とすリスクがあるため、できるなら遭遇したくない疾患かもしれません。

門の病院を紹介する猶予があればいいのですが、呼吸困難症例の対応は、1分1秒をあらそいます。専先生の初期対応で動物の生存率が大きく変わるからこそ、好き嫌いを言ってはいられませんが…

「酸素室は安全」という大きな誤解

呼吸困難の症例が来院したとき、多くのドクターの選択肢に上がるのが酸素室(ICU)です。もしかすると先生も、呼吸を安定させるために酸素室に入れて様子をみることがあるかもしれません。

実際、「酸素室は安全だ」と考え、診療予約がパンパンのときは手が空くまで「とりあえず酸素室に入れておく」ドクターも多いと聞きます。しかし、呼吸器疾患のスペシャリストである濱田先生は、「酸素室はよく利用されますが、決して安全ではありません」と警鐘を鳴らします。

なぜなら、酸素室の中では動物の呼吸音が聞こえず、急変に即対応できないから。

事実、異常な呼吸音に気づけず、酸素室の中で生命を落とすケースは少なくありません。このような不幸な動物を一頭でも減らすためにも…

正しい知識が必要だと思いませんか?

酸素室のお話は、多くのドクターが勘違いしているほんの一例です。実は、呼吸器疾患の対応には、このような間違いがたくさんあります。

たとえば、「呼吸器疾患の検査は、X線検査をすればOK」「吸入酸素濃度は高ければ高いほど良い」「鎮静すると呼吸が悪化する」などは、その代表的なもの。

呼吸器疾患症例の生存率を上げるには、これらの考えを改め、正しい知識と対応を学ぶことが重要です。

この動画セミナーでは、呼吸困難症例の初期対応、検査から具体的な治療法まで、多数の症例をみながら専門医の診療技術を学べます。

「ホームドクターのための呼吸困難症例の対応」が学べる動画セミナー。その収録内容とは…?

10症例で学ぶ!X線読影マスタープログラム

X線検査って、わかりにくいと思いませんか?

昔も今も、X線検査は獣医療に欠かせない検査のひとつです。もちろん、先生の病院にもX線検査装置があるはずです。

では先生は、日々の臨床でX線検査を診断に活用できていますか?

X線は、どこの病院にもあるポピュラーな検査機器ですが、「画像が白黒なので異常を見つけにくい」「どこを見ればいいのかわからない」「異常を発見しても、解釈の仕方がわからない」など、わからないことだらけのため、臨床に活用できずにいるドクターもたくさんいらっしゃいます。

もしかすると先生も、X線検査にわかりにくさを感じているかもしれませんが…

「エコー検査だけ」の獣医師がハマる落とし穴

たとえば腹部の検査を例に考えてみます。X線検査・エコー検査のどちらも、腹部の病変を検出するのに有効な検査です。

しかし両者を比べると、エコーの方が三次元的で病変がみやすい特徴があります。そのため、「腹部の検査はエコーだけ」というドクターも多いと聞きます。

しかし、ここに落とし穴があります。それは、エコーでは発見が難しい病変があること。

X線検査は一枚の画像で広い範囲を描出できるのに対し、エコーは描出範囲が狭いため、くまなくプローブを当てているつもりでも死角ができてしまうのです。

結果的に、X線検査をせずにエコー検査だけを実施すると、病変を見逃し、病気を診断できないケースが出てくるのです。エコーで描出できない死角に深刻な病変が隠れている症例もいますし、エコーではわからない骨や骨盤腔に異常がある症例も珍しくありません。

エコーの弱点をカバーできる検査だからこそ、X線検査を見直すことが診断力アップに直結するのですが…

画像診断専門医が教える「X線読影の極意」

本教材のテーマは、「10症例で学ぶ!X線読影マスタープログラム」です。

その目的は、X線画像の読影力を磨くことで病変の見落としや誤診を大きく減らし、診断力をアップしていただくことです。

わかりにくいと感じるドクターの多いX線検査だからこそ、実際の10症例をベースに臨床に活かせる実践的な読影スキルを身につけていただける構成にしました。また、「クイズ形式」で楽しみながら学べるのも他にはない特徴です。

まずは、何も情報がないところからX線画像だけをご覧いただきますので、ぜひ先生も「どこに異常があるのか?」「その異常をどう解釈するのか?」を考えながら読影力を磨いてください。

診断力アップに直結する検査だからこそ、先生も、X線画像の読影力に磨きをかけませんか?

8TIPsで学ぶDr.岩井のマイクロサージェリーのすゝめ

知ると怖い「組織損傷の話」

「ペットも家族の一員」という考え方もすっかり浸透した結果、近年では、できる限り動物に負担をかけない外科治療が重視されるようになりました。きっと先生も、日々の臨床でおこなう外科治療では、細心の注意を払いながら丁寧な手術を心がけていると思います。

しかし、先生はご存じでしょうか?動物の大きな負担になる「組織の損傷」が生じる原因は、切開、結紮・縫合だけではありません。

鉗子で把持したり、ガーゼで拭くだけでも組織は損傷するのです。つまり、丁寧に手術をしているつもりでも、実は、知らず知らずのうちに組織を大きく傷つけているということ。それが、術後の回復を遅らせているだけでなく、感染症や合併症などの医原病の大きな原因となっているのです。

近年は、この問題を解決するため、向上心あふれる若い獣医師を中心に組織の損傷が少ない「マイクロサージェリー」を学ぶ人が増えていますが…

※あらゆる外科手技の上達に最適

マイクロサージェリーの最大のメリットは、拡大視野下の「見える世界」で手術できることです。肉眼ではまったく見えない小さな組織もハッキリと見えますので、必然的に組織を丁寧に扱う手技が身につきます。

つまり、マイクロサージェリーの手技を練習すれば、切開・結紮・縫合、吻合など、いま以上に精緻な手技を習得できるのです。

それだけではありません。マイクロサージェリーは先生の意識も大きく変えます。事実、最初はマイクロサージェリーに敷居の高さを感じていた獣医師でも、一度、見える世界を知ってしまうと、「もう見えない世界で手術するのは怖い」「いま思うと見えないまま手術していたことにゾッとする」と口を揃えます。

だからこそ、これまでご自身の手で救えなかった動物を救うためだけでなく、ワンランク上の丁寧な外科手技を習得するためにも、マイクロサージェリーの習得を目指していただきたいのですが…

「8TIPs」でマイクロサージェリーを使いこなせる

マイクロサージェリーは、獣医療において比較的新しい技術です。当然、大学の授業では学べませんし、マイクロサージェリーだけを学べる専門書やセミナーも極めて少ないのが現状です。

そのため、「マイクロサージェリーのことはまくわからない」「難しそうだし、何からはじめればいいのか?」など、こう思われている先生もたくさんいらっしゃいますが、ご安心ください。

なぜなら今回、岩井先生がマイクロサージェリーに対する疑問・不安をすべて払拭し、顕微鏡を使いこなす方法を「8TIPs」にわかりやすくまとめてくれたからです。

マイクロサージェリー初学者の先生でも、まずは、この順番に沿って学んでいけばOKです。この方法なら、短期間で顕微鏡の拡大視野に慣れ、組織を丁寧に扱う手技を発揮できるようになります。

先生も、マイクロサージェリーの手技を習得し、動物への負担が少ない手術ができるようになりませんか?

ワンオペでも安定化を目指す!緊急初期対応

「できるなら遭遇したくない」と思いますが…

獣医師なら、誰もが遭遇するのが救急疾患です。先生も、「急患です!」というスタッフの声に、ドキッとした経験があるのではないでしょうか。

病院に救急対応できる十分な数のスタッフがいるのが理想ですが、現実はそうはいきません。日々の診療で忙しい中、獣医師のワンオペ(または+看護師一人)で対応している一次診療施設がほとんどです。きっと先生の病院も、似たような状況だと思います。

救急医療はチームで対応するのが一般的ですから、少ないスタッフで対応できることには限りがあります。ですから、本音は「できるなら遭遇したくない」かもしれません。

しかし、獣医師である限り避けては通れないのが救急疾患です。好き嫌いを言ってはいられないからこそ、「うちの病院は人手が少ないから」と救急対応を学ぶことを後回しにしてほしくないのですが…

「知っているだけ」で救える生命は増やせる

結論からお伝えすると、ワンオペですべての救急疾患の治療を完結できる魔法のようなテクニックは存在しません。

しかし、救急症例を安定化させてスタッフが来るまでの時間を繋いだり、治療が困難なケースでも、安定化させた上で安全に二次診療施設に送ることはできます。

つまり、先生の初期対応ひとつで、救急症例の生命を繋ぎ止めることができるのです。しかも、これは習得が難しいテクニックではありません。

救急の初期対応は、「知っているかどうか」だけで結果が大きく変わる、明日からでも活かせるテクニックなのです。

今すぐ習得しておきたい「ワンオペ救急」の極意

救急初期対応は、大学の授業で学べる内容ではありません。救急テクニックを習得したいと思うなら、卒後に独学で学ぶのが一般的です。

その方法は、専門書やセミナーなどいくつかあります。しかし、経験豊富なドクターが教える「ワンオペ救急」をわかりやすく学べる映像教材となると、世の中にほとんどないでしょう。

また、十分な人手を確保するのが難しい一次診療施設では、二次診療施設でおこなっているような救急対応を学んだところで、完璧に再現するのは難しいと思います。

この動画セミナーでは、一次診療の経験を持つ中村先生が、本当に役立つ「ABCDEアプローチ」に沿った初期対応や、心原性肺水腫や尿道閉塞などの「症状別の初期対応」をわかりやすく解説してくれます。

先生も、「ワンオペ救急」を学び、ひとつでも多くの尊い生命を救えるようになりませんか?

Dr.金井の腹腔鏡下胆嚢摘出テクニック

※時代が求める「低侵襲治療」

内視鏡外科の普及により、人医療では、大きく切開するリスクの高い手術は激減しました。今では「低侵襲治療」という言葉は一般にも広く知られ、患者への負担が少なく回復の早い手術が当たり前になっています。

近年、この低侵襲治療を重視する流れは、獣医療にも押し寄せてきました。長生きする犬猫が増えている今、複数の病気を抱えているケースでは負担の大きな開腹手術が選択できないことも多く、低侵襲な内視鏡外科が選ばれるようになっているのです。

先生も、腹腔鏡下の外科手術により、これまでは治療の手がなかった動物が救われたという情報を耳にしたことがあるのではないでしょうか?

全体からみると、まだまだ腹腔鏡を導入している動物病院は多いとは言えません。しかし、若いドクターを中心に、内視鏡外科に興味をお持ちの獣医師が増え続けていますが…

「腹腔鏡下胆嚢摘出術」を習得しませんか?

胆嚢粘液嚢腫、胆嚢炎、胆石などは、中高齢の犬によくみられる胆嚢疾患です。先生も、日々の臨床で胆嚢疾患を診断するケースがあると思います。

では先生は、このような症例をどうやって治療していますか?

現在の獣医療で標準的におこなわれている治療と言えば、開腹下による胆嚢摘出術、または胆管洗浄です。しかし症例が高齢だったり、複数の疾患を抱えている場合は、これらの治療選択肢を取れないこともあると思います。

でももし先生が、腹腔鏡を使って、最小限の負担で胆嚢を摘出できたのなら?多くの症例で安全性が確認されている、成功率の高い術式で治療できたとしたら?

侵襲が少なく回復の早い治療で、一頭でも多くの尊い生命を先生ご自身の手で救えるようになりますよね。だからこそ今回、先生に「腹腔鏡下胆嚢摘出術」にチャレンジしていただきたいと考えているのですが…

ホームドクターにも実施できる手術です

腹腔鏡下胆嚢摘出術は、簡単な手術ではありません。モニターを見ながら実施する手術ですから、開腹下の胆嚢摘出術とは感覚も大きく異なります。すでにある程度の外科経験をお持ちのドクターでも、くり返しの練習は必要です。

しかし、決して「神の手」を持つ外科専門医にしかできない手術ではありません。正しく適応症例を選択し、安全性の高い術式を用いて手術すれば、ホームドクターにも実施できる手術なのです。

この動画セミナーは、腹腔鏡下胆嚢摘出術に必要な知識、技術を網羅しています。低侵襲動物医療のパイオニアであり、日本で初めて動物の腹腔鏡下胆嚢摘出術を実施したドクターである金井先生から、腹腔鏡下胆嚢摘出術の基本から実践までわかりやすく学べます。

先生も、低侵襲な腹腔鏡下胆嚢摘出術を学び、ご自身の手で一頭でも多くの生命を救えるようになりませんか?

3DCGと動画で完全網羅 Dr.細谷の副腎摘出テクニック

「こんなケース」が増えてきたと思いませんか?

健康診断のため、かかりつけの動物病院に来院したシーズーのお話です。そのシーズーは13歳と高齢ですが、元気・食欲ともに問題ナシ。病気の臨床徴候もなく、一見すると健康状態に大きな問題はなさそうに見えました。

しかし血液検査の結果をみると、ALPが1,000U/Lを超えて高値だったため、ドクターは念のために腹部エコー検査を実施することにしました。

飼い主さんに説明して了承を得たあと、丁寧に毛刈りと消毒をおこないます。ドクターは、手際良く腹部全体をスクリーニングしていきますが、副腎を描出したところでプローブを走査する手がピタッと止まりました。

左副腎頭極あたりに、予想していなかった2cm前後の腫瘍を発見したのです。

どの病院でも当たり前にエコー検査が実施されるようになった今、このように偶然に副腎腫瘍が見つかるケースが増えています。もしかすると、先生も同じような経験があるかもしれませんが…

摘出か、経過観察か?

腎腫瘍の対応が難しい理由のひとつに、「必ずしも摘出が必要とは限らない」ことが挙げられます。

もし、腫瘍に増大傾向がなかったり(良性)、機能性の所見がない場合は、手術の必要性を見極めるために経過観察するのもすばらしい判断です。

しかし、悪性腫瘍が疑われたり、ホルモン・生理活性物質を過剰に分泌している場合は、摘出も検討しなくてはなりません。では先生は、摘出が必要な副腎腫瘍を正しく判断できますか?

教科書的には、2cmを超える副腎腫瘍は摘出した方が良いとされますが、「2cm未満なら全て経過観察でいいのか?」というと、そんな単純なお話ではありません。

なぜなら、動物の身体の大きさはもちろん、腫瘍があるのが右腎なのか左腎なのかなどにより、適切な判断は異なるからです。

判断を間違えて経過観察した結果、腫瘍が増大してしまったとしたら手術のリスクは急激に上がります。もし症例が高齢なら、外科手術の選択肢を取れなくなるかもしれません。

このような判断ミスを未然に防ぎ、一頭でも多くの尊い生命を救うためにも、「摘出するかどうか?」の判断も含めた副腎腫瘍症例への正しい対応を学んでいただきたいのですが…

副腎腫瘍摘出の基礎から実践まで網羅

この動画セミナーのテーマは、「ホームドクターのための副腎腫瘍摘出術」です。講義では、立体的な3DCGを用いた腹腔の解剖学からご説明しますので、これから本格的に副腎腫瘍摘出術を学びたい先生に最適です。

また、「摘出すべきかどうか?」の判断のポイントも解説しますので、偶然に発見した腫瘍の対応に迷うこともなくなります。

さらに今回は、細谷先生による副腎腫瘍摘出術の実演映像も高画質で収録しています。合併症対策と合わせ、手術のポイントは細谷先生のわかりやすい解説で学べます。

エコーで副腎腫瘍が発見される症例が増えている今、先生も、副腎腫瘍への正しい対応を学んでおきませんか?

この方法なら、摘出すべき副腎腫瘍を正しく判断し、ほとんど出血させず安全に摘出できます。

命を救う!ホームドクターができるGDVメソッド

※GDV(胃拡張胃捻転症候群)症例を救うには?

GDV(胃拡張胃捻転症候群)は昔からある疾患であり、救急の分野では、もっともポピュラーな疾患の一つです。

急性に胃が拡張、捻転してしまう病気であり、ジャーマンシェパードやゴールデンレトリバーなどの大型犬が好発犬種ですが、日本で人気のあるウェルシュコーギー、ミニチュアダックス、柴犬などもよく罹患します。

GDVは発症から数時間のうちに急速に進行するため、適切な治療がおこなわれなかった場合の死亡率は15~68%と言われていますが、ホームドクターによる適切な治療により、生存率は急激にアップします。

なんと、GDV症例の90%以上を救うことができるのです。

※1分1秒を無駄にできない状況で何をすべきか?

GDVが疑われる症例が来院したとき、先生が何よりも優先すべきは、動物の状態の安定化です。

もし、ショック状態であれば、急いで循環を回復させる必要があります。胃の捻転はX線検査で確認できますので、GDVの診断自体は簡単です。

しかし、飼い主さんへのインフォームドコンセントや初期治療、さらには再発防止の手術など、先生がやるべきことはたくさんあります。先生は、1分1秒を無駄にできない状況下で、あらゆる問題に的確かつ迅速に対応していかなくてはなりません。

わずかな判断ミスが動物の死亡に繋がるリスクがありますので、今回、GDV症例への適切な対応を習得していただきたいと考えていますが…

※GDV症例の90%以上を救う診療技術

本教材のテーマは、「ホームドクターのためのGDV診療」です。救急診療のスペシャリストである神津先生から、GDV症例を救うための診療技術をオールインワンで学べます。

基本対応から外科手術までさまざまな知識を学べますが、とくに優先的に学んでいただきたいのが、GDVの初期治療です。

なぜなら、ホームドクターによる初期治療が、GDV症例の生存率に大きく影響するから。やることは輸液と胃の減圧だけですので、やり方さえ覚えれば明日からでもすぐに実践できます。

治療ナシでは致死的と言われるGDVですが、適切な治療ができれば90%以上の症例が生存できます。

先生も、神津先生の診療技術を学び、ご自身の手でGDV症例を救えるようになりませんか?

GDV症例の生存率を上げる方法がオールインワンで学べる動画セミナー。収録内容の一部をご紹介すると…

腎泌尿器科専門医が解説!腎臓エコー読影メソッド

※「猫の宿命」とも言える腎臓病ですが…

2024年6月のことです。私たちは、腎泌尿器科専門医である日獣大の宮川優一先生を講師にお迎えし、教材ご購入者だけが受講できる特別なウェブセミナーを開催しました。

セミナーのテーマは、「腎臓エコーの描出と読影」です。先生もご存じのとおり、腎臓病と言えば「猫の宿命」とも言える病気です。

近年の研究では、15歳以上の猫の約半数が腎臓病に罹患するとの報告もあり、長寿の猫が増えている今、その診療技術は急速に重要性を増しています。

とくにCKD(慢性腎臓病)は早期発見、早期治療で予後が大きく変わるため、診断に直結する腎臓エコーは、「全ホームドクター必須の技術である」と言っても決して大げさではありません。

きっと先生も、興味をお持ちの分野だと思いますが…

※セミナーで語られた目からウロコの新事実

先生は、腎臓病の診断に自信がありますか?たとえば、猫のCKDを診断する場合。ガイドラインには、SDMA値が診断、ステージングの基準になるとの記載があるため、「CKDは血液検査をすればいい」と考えているドクターも多いと聞きます。

たしかにこの方法でも、ある程度の信頼性は確保できるでしょう。しかし、腎臓病症例の診療で国内トップクラスの実績をお持ちの宮川先生は、「CKDの診断において腎臓エコーが検査の要であり、バイオマーカーよりも信頼性が高く、確実である」とおっしゃいます。

つまり、腎臓エコー読影のポイントさえ知っていれば、SDMA値では判断できない早期のCKDでさえ発見、診断できるようになるのです。

しかもこれは、専門医だけができる特別な技術ではありません。この事実は、宮川先生がシークレットセミナーで語られた内容のひとつに過ぎませんが…

※専門医が解説した「腎エコー読影のポイント」

世の中にはさまざまなエコー教材があります。しかし多くの場合、腎臓エコーは「腹部エコーの中の一部位」として解説されており、腎臓だけを掘り下げて専門的に学べる機会はほとんどありません。

また、教えてくれる講師は、総合的な内科専門医か画像診断医であり、腎臓の専門医ではありません。

でも、猫が多く来院するようになり、腎臓病の診療技術の重要性が高くなっている今、もっと深く専門的な腎臓エコーの知識も必要だと思いませんか?

本教材の一番の特徴は、腎泌尿器科専門医である宮川先生が、専門医の視点から腎臓エコーを徹底解説した教材であることです。動画セミナーでは、国内で入手できるどの教科書にも書かれていない、本当に臨床に役立つ実践的な腎臓エコーを学べます。

「知っているかどうか?」だけで病変検出率が飛躍的にアップ!明日の臨床から、すぐに実践できます…

即臨床!絶対身につく嘔吐・下痢の診療術

※犬猫の生命を左右する最重要ポイント

先生もご存じのとおり、病気の動物を救う上でもっとも大切なのが診断です。

獣医療において、診断こそが動物の生命を左右すると言っても、決して大げさではありません。

現在の獣医療では、病気さえ正しく診断できれば、何らかの治療はおこなえます。

たいていの疾患は根治できますし、たとえ難治性の疾患であっても高いQOLを維持する治療はできるはずです。

逆に、診断のステップで間違いがあれば、どれだけ最先端の治療をしても間違った治療にしかなりません。

このような診療では症状は改善せず、病気は進行してしまいますが…

※嘔吐・下痢の原因を正しく診断できますか?

嘔吐・下痢は、犬猫でもっともポピュラーな臨床徴候のため、多くのドクターが画一的なアプローチで診断しています。

しかし、経験や直感に頼った画一的なアプローチでは、診断を間違えてしまうこともあります。

急性の嘔吐・下痢症例であれば、数日様子をみているだけで回復するケースもあるでしょう。

ですが先生も、対症療法の反応が乏しい症例に悩まされた経験があるのではないでしょうか?

嘔吐・下痢の裏に隠れた緊急性の高い疾患を見逃してしまった結果、治療が遅れてしまい生命を落としてしまう犬猫も少なくありません。

このような不幸な犬猫を減らすには、どんな犬猫にも同じように画一的なアプローチで診断するのではなく、順序立てて体系的に嘔吐・下痢を診断できる必要がありますが…

※隠れた疾患も見逃さない嘔吐・下痢の診断アプローチ

本教材のテーマは、「ホームドクターのための嘔吐・下痢の診断アプローチ」です。

消化器疾患のスペシャリストである東京大学附属動物医療センターの中川先生から、嘔吐・下痢の鑑別、診断から治療まで一連のアプローチをわかりやすく学べます。

また、ホームドクターが取り組みやすいよう、「急性なのか慢性なのか?」「軽症なのか重症なのか?」など、分類ごとの初期対応を解説しています。

他にも、見逃しやすい疾患と対処法もくわしく学べますので、もっと自信をもって嘔吐・下痢の症例を診断できるようになります。

犬猫で一番多い臨床徴候だからこそ、先生も間違いのない診断アプローチを習得しませんか?

即活用!主訴別で取り組める東洋医学術

飼い主さんのこんな要望に応えられますか?

近年、ネットでさまざまな情報が簡単に得られるようになり、飼い主さんの治療に対する要望も多種多様なものになりました。

痛みのない治療がいい、副作用の少ない薬がいい、老齢なので手術はしたくないなど、その要望はどんどん高度化しています。

もちろん先生も、できる限り飼い主さんの要望に応えてあげたいと考え、寄り添った診療をしているはず。でも、少しだけ考えてみてください。

先生がこれまで学んできた西洋医学的治療では、正直、対応に困ってしまうケースもあったのではないでしょうか?

たとえば近年は、根治が難しい末期がんや難治性の疾患でも、高いQOL(生活の質)を維持する治療が求められています。

そのような症例に対し「何もできない」のは、きっと先生も悔しいと思います。では、どう対応すればいいのか?

そのアイデアのひとつとして、いま多くのドクターが注目しているのが…

「西洋医学と漢方薬の併用」です

先生は、漢方治療をどうお考えですか?もしかすると、西洋医学的治療に比べると何だか古臭い、エビデンスが乏しそう、即効性がなさそうなどのイメージをお持ちかもしれません。

事実、漢方治療をおこなっている獣医師は、まだまだ少ないのが現状です。しかし、人医療では、約9割の医師が日常診療で漢方を使用していると言われています。

でも、なぜ今、漢方治療が注目されているのでしょうか?その理由のひとつに、西洋医学では治療法がない疾患でも、漢方治療で改善が認められたケースがたくさん報告されていることが挙げられます。

つまり、西洋医学だけでは問題解決ができず壁に突き当たり、新しい治療法を探し求めた結果として、漢方治療が注目されはじめたのです。

「治療できないから」とあきらめず、西洋と東洋の良いところ取りの診療で動物の健康を守る姿勢は本当にすばらしいと思いますが…

「主訴別」に最適な漢方治療を学べる

近年、漢方治療をはじめとする東洋医学に興味をお持ちのドクターが増えていますが、いざ学ぼうとしても、途中でつまずいてしまう人も少なくないと聞きます。

その一番大きな理由は、わかりやすい入門教材がないことではないでしょうか?人医療も含めた東洋医学の教材であれば、たくさんの選択肢があります。

しかし、獣医療に落とし込んだ知識となると選択肢はとたんに少なくなってしまいます。

つまり、「帯に短しタスキに長し」といった教材が多く、これから本格的に東洋医学を学びたいドクターに最適な入門教材がなかったのです。

本教材は、このような問題を解決し、東洋医学に興味を持たれたドクターがつまずくことなく実践できることを目的に制作されました。

今回は、獣医東洋医学のスペシャリストである吉岡先生が、「東洋医学を治療に取り入れたいのなら、まずはこれだけできればOK」という内容をまとめてくれたもの。

東洋医学の考え方や診断手順、生薬と漢方薬の効果的な使い方、鍼灸治療など、吉岡先生のわかりやすい解説で学べます。

先生も、「西洋+東洋」の良いところ取りで、いま以上に患者満足度の高い診療ができるようになりませんか?

保定の神髄マスタープログラム

新人看護師に、安心して保定を任せられますか?

「それは、ちょっと怖いな…」と思われたはず。

先生もよくご存じのとおり、保定はとても奥が深い技術です。

負担をかけずに不動化するには、動物の種類をはじめ、大きさ、性格、健康状態などに合わせたテクニックが求められます。

ベテラン獣医師でさえ、暴れる、咬む犬猫に手を焼くことは珍しくありません。

日々の臨床に不可欠な技術でありながら、多くのドクターと看護師を悩ませる保定ですが、ある病院でこんな事例があります。

その病院には、どれだけ院長が教えても保定が上手くならない新人看護師がいました。

しかし、「ある方法」を知ったことで、わずか1ヶ月ほどでドクターが診察に集中できる安定感バツグンの保定ができるようになったのです。

いったい、どんな方法で保定をマスターしたのでしょうか?

極意習得の秘訣は「言語化」

たとえば、保定が不得意な若い看護師がいるとしましょう。

先生は、どうやって保定が上手くできない原因と解決方法を教えますか?

きっと先生は、丁寧に実演して看護師に教えるはず。

しかし、それでも看護師が理解できず、「なんでわからないんだろう?」「こうすればいいだけなのに」と感じたこともあると思います。

これは、多くのドクターが経験したことのある問題ですが、看護師が理解できないのにはちゃんと理由があります。

それは、獣医師と看護師では、経験が違うだけでなく、動物への理解といった前提知識にも大きな差があること。

とくに保定は言語化するのが難しい技術のため、先生が実践してみせたところで、看護師がやり方を言葉で理解できていなければ再現することが難しいのです。

「保定の神様」の技術を習得させる方法

本教材の最大の特徴は、「保定をわかりやすく言語化して学べる」ことです。

「技は見て盗め」といった職人の教え方では、技術の習得に数年かかるかもしれませんが、わかりやすい言葉とお手本で学べれば、たった1ヶ月で見違えるように上達します。

このような習得しやすく、再現性の高い教え方ができるのも、普段から倉敷芸術科学大学で教鞭をとられている村尾先生だからこそと言えます。

また、保定のセミナー講師も積極的に務められていますので、本格的に保定を学びはじめた看護師が間違えやすいポイントも熟知されています。

この動画セミナーは、「保定の神様」と呼ばれる村尾先生の保定技術を掘り下げて学べる、唯一無二の映像教材です。

約240分の大ボリューム!暴れる犬猫も一瞬で大人しくさせる「保定の神髄」をわかりやすく学べます。”

即臨床!Dr.田村の三本柱で考える神経病の診断と治療

※明らかにされた神経病の事実…

2024年5月のことです。私たち医療情報研究所スタッフは広島県にいました。

その目的は、「たむら動物病院」の院長であり、神経病のスペシャリストである田村慎司先生を講師にお迎えした動画セミナーの撮影です。

和やかな雰囲気の中、撮影はスタートしました。

しかし、撮影が進むにつれ、私たちは驚きを隠せなくなっていました。

なぜなら、田村先生が語る内容を聞くと、神経病の診断・治療に対して抱いていたモヤモヤが吹き飛んだからです。

たとえば、「安易なステロイド投与は絶対に禁止」「神経学的検査は、正しいやり方と正しい解釈の方法を理解すれば、神経病が専門ではないホームドクターでも明日から実践できるほど簡単」など、これらは、講義で語られた内容の一部に過ぎません。

また、神経病が疑われる症例の中には、生命にかかわる緊急性の高い病気に罹患しているケースもあります。

このような動物を救うためにも、神経病診療を専門的に学ぶことが重要なのは、疑いようのない事実ですが…

※しかし、神経病を学べる機会はとても少ない

消化器や泌尿器、循環器などの病気と比べると、神経病を学べる専門書は少ないです。

「CTもMRIもない一次診療施設でも実践できる神経病診療」が学べるものとなると、その数はさらに少なくなります。

しかし、神経病を専門的に学ぶことの重要性は、先ほどもお伝えしたとおり。

決して、学ぶことを先延ばしにして良い診療技術ではありません。

※明日から実践できる「神経病の三本柱」

本教材は、神経を特に専門的に学んで来なかった獣医師が明日から神経病診療を実施するためのものです。

田村先生が提唱する「神経病の三本柱(①プロフィール、②DAMNIT-V分類、③観察、神経学的検査)」に沿った診察ができれば、今まで全く神経病診察の経験がなくとも正確な診断をつける確率が上がります。

また今回は、症例映像をたくさん使いながら学べるよう構成しました。

なぜなら、神経病は「目に見える病気」のため、症例映像をみながら学ぶことが重要になるから。

先生も、田村先生に神経病診療のコツを学び、神経病の犬猫をご自身の手で救えるようになりませんか?

52症例から学ぶ FIP実践的アプローチ

※「不治の病」が治療できるようになりました

近年の獣医療の発展は目覚ましく、「難病」「不治の病」と言われてきた疾患も、次々と治療できるようになってきました。

たとえば、ひと昔前までリンパ腫(がん)は予後が悪く、治療法も限られていました。

しかし現在では、新しい治療薬や抗がん剤の組み合わせにより、治療成功率は大幅にアップしています。

糖尿病も治療の難しい病気の一つでしたが、今ではインスリンと食事管理により、罹患しても天寿を全うできる症例が増えています。

他にも、犬のクッシング症候群、猫の肥大型心筋症(HCM)、慢性腎臓病なども、以前は致命的とされることが多かったのですが、現在では、適切な治療によりコントロールできる病気になりました。

これは、本当にすばらしいことですよね。

先生もこれまで、次々に登場する新しい治療法を学び、たくさんの犬猫の生命を救ってこられたはずです。

では先生は、近年、新しい治療薬の開発により「死亡率99.9%」と言われてきた難病が治療できるようになったことは、ご存じでしょうか?

その病気とは…

※FIP(猫伝染性腹膜炎)です

ほとんどの猫の体内には、猫腸コロナウイルス(FECV)が存在します。

このウイルスが突然変異することで引き起こされるのが、FIP(猫伝染性腹膜炎)です。

FIPは、若齢の猫に多くみられる病気で、ほとんどの症例が2歳までに発症します。

その発症要因はストレスとも、FeLV/FIV感染とも言われていますが、現在のところ、まだよくわかっていません。

FIPと診断されるパターンの多くは、元気食欲の低下が対症療法で改善しない猫を詳しく検査したところ、腹水や肉芽腫がみつかり判明するケースです。

これまでFIPは「死亡率99.9%の難病」と言われ、愛猫がFIPと診断されることは、飼い主さんにとって「死の宣告」を受けたも同然でした。

しかし近年、人間の新型コロナウイルス(COVID-19)治療薬として開発されたモルヌピラビルが有効であると報告され、FIPが完治した猫が続出中。

猫の診療に力を入れている動物病院が、次々とFIP治療を提供しはじめているのです。

※「52の症例解説」でFIP治療戦略を完全マスター

この動画セミナーの講師である片山先生は、国内では数少ないFIP治療を専門とするドクターのお一人です。

FIPがまだ「不治の病」と言われていたころから積極的に向き合い続け、試行錯誤をくり返しながら治療手順を確立してきました。

今回、先生が学べるのは、これまで1,000を超えるFIP症例の診療に携わってきた片山先生が、「こうすれば、FIP症例の80%以上は完治できる」という、具体的な治療手順をまとめてくれた貴重な知識です。

本教材では、3タイプのFIP(ウェット、ドライ、混合)の基本と安全かつ効果的な治療薬の使い方を学んだあと、52症例の解説をみながらFIP治療戦略のマスターを目指します。

先生も、FIP治療戦略を学び、他院では治療できない猫を救えるようになりませんか?

攻撃する・暴れる・怖がる犬猫の診療を攻略する ~犬猫・飼い主・動物病院のWIN³~

※咬む、暴れる犬猫に、どう対応すべきか?

たとえば、保定できないほど大暴れする犬が来院したとき。

先生は普段、どんな対応をしていますか?多くのドクターが選択するのは、力で無理やり押さえつける、できる範囲で診察を終わらせるといった方法です。

もしかすると、先生も同じような対応をしているかもしれません。

しかし、この対応ではどうしても丁寧な検査ができないケースも出てきます。

最適な対応方法を考え抜いた結果、「本来は必要だった検査を一つ減らした…」といったお話を聞くことも少なくはありません。

もしその判断が、誤診や疾患の見落としの原因となったとしたら?病気の進行に気づけず、治療ができない状況を作ってしまうとしたら?

これらは、決して特殊なケースではありません。

動物病院で問題行動を起こす犬猫に対し、適切な対応方法を知らずにいる病院では日常的に遭遇する「事実」なのですが…

※でも、問題行動は「飼い主さんの責任」でしょ?

もしかすると、こうお考えかもしれません。

たしかに、飼い主さんが愛犬愛猫にとって適切な対応ができていないことが問題行動の原因となっているケースは多々あります。

ですから、「問題行動は飼い主さんの責任だ」と考えるドクターも少なくありません。

この考え方を「間違いだ」と否定するつもりはありません。

しかし、愛犬、愛猫の問題行動を治そうと努力する飼い主さんもたくさんいることも、また事実です。

本当に残念なのは、どれだけ治したい気持ちがあったとしても、彼らがネットで手に入れるほとんどの情報はエビデンスのない、質の低いものである可能性が高いということ。

そのような方法では、多くの場合、犬猫の問題行動は改善できないでしょう。

つまり、「何とか問題行動を治し直したいけれど、自分の力ではどうにもならない」と苦しみ、病院に連れていくのが怖いと悩み続けている飼い主さんもたくさんいるのですが…

※今日からできる「動物病院での問題行動の簡単な直し方」

動物病院で問題行動を示す犬猫は、たとえ病気で来院しても十分な検査ができないことがあります。

その結果、誤診や疾患の見落としが生じるケースも少なくないと聞きます。

でも、少し考えてみてください。犬猫が咬む、暴れるという問題行動を起こすのは、先生が嫌いだからではありません。

恐怖、不安に対する自衛行動の一つでしかないのです。

人間ですら、採血で注射を刺されるのは怖いものです。

それが、言葉も通じない、注射の理由もわからない犬猫なら、自分を守ろうと暴れるのは当然かもしれません。

でももし、ほんの少しだけ院内の環境を変える、カラーの付け方を変えるなどのちょっとした工夫で犬猫の恐怖心を取り除き、問題行動を改善できるとしたら?

それで、必要な検査を丁寧に実施でき、来院した犬猫の生命を救える可能性が上がるとしたら?

この動画セミナーでは、「獣医行動学」に基づいたエビデンスのある犬猫の問題行動への対応方法をわかりやすく学べます。

先生も、動物病院でみられる問題行動の対応方法を学び、十分な診療が受けられずにいる犬猫を救えるようになりませんか?

現場特化!ネコの循環器診療「セブンルール」

※先生は、猫のHCMを早期発見できますか?

肥大型心筋症(HCM)は、猫でもっともポピュラーな心疾患の一つです。

海外の論文をみると、9歳以上の猫の29.4%がHCMに罹患するという研究報告もありますが、5歳未満の若齢で罹患するケースも多くみられます。

HCMが進行すると、肺水腫や血栓症などの重篤な合併症のリスクが高くなるため、早期の発見、治療が何よりも重要です。

しかしこの病気が厄介なのは、罹患した猫の約8割が「無徴候」であること。

犬の心疾患であれば、発咳や運動不耐、呼吸促迫など、明らかな臨床徴候があります。

もし、高齢の小型犬で心雑音が聴取されれば、先生もすぐに心疾患を疑うはずです。

しかし猫の場合、心雑音すらないケースも多く、症状からHCMを疑うのが難しいため、見逃してしまうケースも少なくないのです。

※「猫の循環器」を専門的に学んだことがないなら?

この動画セミナーで語られる内容は、とても重要です。

なぜなら、循環器のスペシャリストである日本獣医生命科学大学の鈴木亮平先生が、「猫の循環器診療」をわかりやすく教えてくれるから。

心エコーはもちろん、循環器における犬と猫の違い、診断と治療のポイントなど、「知っているだけ」で猫の心疾患を早期発見し、適切な治療ができる診療テクニックをたくさん学べます。

猫の循環器を専門的に学んだことのない先生は必見の内容ですが…

※「7ルール」で猫の心疾患を早期発見、治療できる

本教材には、他の教材にはない特徴があります。

それは、猫の循環器診療をわかりやすく学び、その知識をすぐに臨床に活かせるよう、「7ルール」に沿って鈴木先生が解説してくれていること。

ですから、色々と小難しい知識を頭に詰め込む必要はありません。

猫の循環器は、まずこの「7ルール」を覚えるだけでOKです。

7つのルールは、「知っているかどうか」だけで猫の診断をスムーズにできたり、治療の間違いを防げる大事なポイントです。

また、猫の心疾患の診断に必須の「心エコー」も、鈴木先生のライブオン解説をみながら学べます。

猫の飼育頭数が犬を上回った今こそ、先生も「猫の循環器診療」を専門的に学んでおきませんか?

慢性腎臓病ストラテジーメソッド 

※慢性腎臓病(CKD)の診療に自信がありますか?

高齢猫の死亡原因の第1位は、「慢性腎臓病(CKD)」です。10歳以上の猫の30~40%、15歳以上になると81%の猫が罹患するとの研究報告もある、猫の宿命とも言える病気です。

日常臨床で遭遇する機会も多い病気ですので、もちろん先生も、これまでにCKDの診療技術を学んでこられたと思います。

では先生は今、自信をもってCKDの診療ができていますか?

CKDには、世界標準とされる「IRIS CKDガイドライン」があります。

犬猫のCKDの診断、ステージング、治療推奨がまとめられていますので、きっと先生も参考にされていると思います。

しかし、ガイドライン通りに診断、治療をしても病気がどんどん進行してしまうケースも多いと聞きますが…

なぜ、ガイドライン通りの治療が奏功しないのか?

「ステージ2の猫に療法食を与えたら、高カルシウム血症になってしまった」「リン吸着剤を投与しても、なぜか血中リン濃度が低下しない」「皮下補液をしても、思うように脱水が改善しない」など、先生はこんな経験はありませんか?

これらは、CKD治療で多くのドクターが経験するトラブルです。

でも、なぜガイドラインで推奨される治療をしても、上手くいかないケースが多いのでしょうか?「わかったつもり」で、正しく実践できていない可能性も考えられるでしょう。

しかし、正しく実践しても改善しないケースもあるのです。

それは、数年ごとにアップデートされるガイドラインの治療推奨を知らないまま古い治療をしたり、基礎となる腎疾患の治療ができていないケースです。

最新のCKD診療にアップデートしませんか?

本教材のテーマは、「慢性腎臓病(CKD)2024アップデート」です。

最新の治療法を取り入れたいけれど、なかなか勉強する時間を作れない先生のため、「ホームドクターが押さえておくべき最新情報」を宮川先生がわかりやすく解説してくれます。

約2時間の動画セミナーでは、2023年に改定されたIRIS CKDガイドラインの変更点はもちろん、「どうやって臨床に落とし込めばいいのか?」、その具体的な方法もお伝えします。

また、ガイドラインでは言及されていない「基礎となる腎疾患がある症例への対応」も、宮川先生のわかりやすい解説で学べます。

「わかったつもり」で終わらせず、「実践できる」ところまで丁寧に解説していますので、高いQOLを維持しながら、いま以上にCKD症例の生存期間を伸ばせるようになります。

動画セミナーで語られる内容を「知っているかどうか?」で、CKD症例の生存期間は大きく変わります…

10症例で学ぶ 臨床医なら知っておくべき歯科症例集~歯科診療をアップグレード!~

※こんなことを聞いていいのかわかりませんが…

2024年2月上旬のことです。

私たちは、獣医歯科のエキスパートである戸田功先生と新しい教材の打ち合わせをおこなっていました。

いつもと変わらず、笑顔のたえない戸田先生。

4作目となる今回の教材の打ち合わせも、和やかな雰囲気で進みます。

その日の打ち合わせでは、「歯科を学びはじめたドクターは、どんなことを知りたいだろうか?」「日々の臨床で、どんなことに困っているだろうか?」など、さまざまな内容を話し合いました。

そして、ひと通りのアイデアも出揃ったころ、私たちは、ずっと戸田先生に聞きたかった「こんな質問」を投げかけてみました。

※戸田先生は、治療で後悔した経験ってありますか?

戸田先生は少し考えたあと、「それは、たくさんあるよ」とおっしゃい、こんな話をしてくれました。

『たとえば、歯科治療をはじめたころは「治療のタイミング」が重要なんて考えもしなかったよね。乳歯遺残の症例に少し様子を見ようって言ったら、治せなくなっちゃって…』

『抜歯にも、よく悩まされたね。抜歯したところが治らないとか、抜歯のときに顎を折っちゃったとか。今だからわかるけど、間違った治療をしたこともあったよ。』

戸田先生の言葉からは、「もし、タイムスリップできるなら、若いころの自分に正しい治療法を教えてあげたい」といった思いも伝わってきました。

事実、過去の経験を聞かせていただいたあと、「僕はたくさん失敗してきたけどね」と前置きしてから、戸田先生はこうおっしゃいました。

※「若いドクターには同じ失敗をして欲しくない」

本教材は、戸田先生のこんな思いが詰め込まれた特別な教材です。

約4時間の動画セミナーでは、戸田先生が歯科治療を学びはじめたころに失敗した経験や、上手くいかずに困った経験などをもとに、「症例解説」の形でその攻略法をズバッと教えてくれます。

症例解説の形をとったのは、「若いドクターには同じ失敗をして欲しくない」という戸田先生の思いを一番伝えやすい形だからです。

また、この動画セミナーは、歯科治療の最新知識を学ぶだけのものではありません。

日々の臨床の中で、「どう対応すればいいのか?」と悩む歯科症例が来院したときに、解決方法をパッと引き出せる辞書のような使い方もできる「永久保存版」とも言える歯科症例集です。

大学の授業や教科書では学べない、獣医歯科の貴重な知識を約4時間でわかりやすく学べます。

明日からできる!犬の弁膜症治療戦略 -2024-

※「弁膜症治療」を学ぶドクターが増えていますが…

近年、弁膜症治療の重要性がますます高まっています。

先生も、日々の臨床で僧帽弁閉鎖不全症(MR)や粘液腫様僧帽弁疾患(MMVD)を診断するケースが増えたと感じているのではないでしょうか?

日本で人気の高いチワワやトイプードル、マルチーズなどの小型犬は、弁膜症の好発犬種であることが知られており、心疾患は小型犬の死亡原因の第1位は心疾患です。

高齢犬ほど発症率が高くなりますので、長生きの犬が増えている今、弁膜症の診療技術は「全獣医師必須である」といっても、決して大げさではありません。

犬と飼い主さんのQOLを維持するためにも、また、発見が遅れてしまい重症化する犬を減らすためにも、弁膜症を学ぶことは重要ですが…

※「どう治療すればいいのか?」

先生は、こう悩んだ経験はありませんか?

弁膜症は、症例数の多いとてもポピュラーな心疾患であり、ACVIM(米国獣医内科学会)ガイドラインに沿って治療をおこなうのが一般的です。

しかし、ガイドラインが治療に必要な知識を100%すべてカバーしてくれるわけではありません。

また、重症度や基礎疾患の有無により推奨される治療方法も異なるため、

「今すぐ治療をスタートするべきなのか?」「とりあえず、ピモベンダンを投与すればいいのか?」「いきなり急変しないだろうか?」

など、自信を持てないまま弁膜症を治療しているドクターも多いと聞きます。

薬剤の選択はもちろん、投薬のタイミングや用量などを間違えると、症状を悪化させたり、突然死の原因となることもあります。

だからこそ、常に情報をアップデートし続け、間違いのない治療をおこなうことが重要なのですが…

※ガイドラインの枠を超えた「最新の治療戦略」

本教材では、ACVIMガイドラインに「+α」することで、いま以上に弁膜症の治療成績をアップする方法を学べます。

しかしこの方法を活かすには、ACVIMガイドラインを理解し、ガイドラインに沿った治療ができることが前提となります。

最初のガイドラインは、2009年に発表されましたが、そのあと2019年に大幅に治療戦略を変更した改定版が発表されました。

ですから、「2009年版は勉強したけれど、2019年度版はまだ目を通せていない」という先生もいらっしゃるかもしれません。

そこで今回は、2009年度版と2019年度版のACVIMガイドラインを比較しながら、MRのステージAからDまでの各ステージごとの治療戦略を、青木先生のわかりやすい解説で学べるよう構成しました。

さらに、ACVIMガイドラインには書かれていない「弁膜症の治療成績をアップさせる秘訣」を青木先生のわかりやすい解説で学べます。

症例数の多い弁膜症だからこそ、間違いのない「最新の治療戦略」を学んでおきませんか?

パッと描出!腹部エコーテクニック

※ 時間のかかるエコーをもっとスピーディーに

今さらエコーのメリットをご説明するまでもないかもしれませんが、無麻酔、非侵襲的、リアルタイムに描出という3つは、他の検査にはない大きなメリットですよね。

今やエコーは、小動物臨床において、もっとも重要な検査ツールの一つと言っても、決して大げさではありません。

しかし、まったく問題がないわけではありません。

たとえば、「キレイな画像を描出できない」「描出したい臓器をすぐに探し出せない」などは、エコーを学んでいる獣医師なら、誰もが経験する悩みです。

思いどおりに画像を描出できなければ、当然、それだけ多くの時間がかかることになります。

でも実は、ちょっとしたコツさえ掴めば、腹部エコーはもっとスピーディーに実施でき、気軽にスクリーニングに活用できる検査になるのです。

※ スクリーニングに使いこなせると、どんなメリットがあるのか?

腹部エコーをスクリーニングに使いこなせるメリットは、たくさんあります。

たとえば、「より質の高い健康診断ができる」ことは、近年増えている健康意識の高い飼い主さんに喜ばれるメリットです。

また、犬猫の長寿化が進む今、「重大な疾患を早期に発見できる」メリットは見逃せません。

他にも、スクリーニング検査にどんどんエコー検査を実施することで、エコー技術も上達していきます。

エコー技術が上達すれば、今よりも短い時間で、より多くの情報が得られるようになりますので、診断精度も飛躍的にアップするはずです。

そこで今回、多くの一次診療施設の診療をサポートしている「獣医画像診断サービス」の代表を務める竹内充彦先生を講師にお招きし、腹部エコーをスクリーニングに使いこなすスピーディーなエコー検査の秘訣を教えていただきます。

※ 竹内先生に腹部エコーを学ぶべき「3つの理由」

理由① とにかく早い!(約15分でスクリーニング)
毎回エコー検査に時間がかかっていたのでは、スクリーニングに活かすのは難しいですよね。できる限り短時間で、ひと通りの腹部エコーができるのが理想です。そこで、先生に学んでいただきたいのが、竹内先生のエコー技術です。竹内先生のエコー技術は、とにかく早い。竹内先生は、副腎や膵臓などの見えにくい臓器も一つひとつ丁寧に描出した上で、スピーディーなスクリーニングをおこなわれています。

理由② まわりへの負担が少ない!
腹部エコーでたびたび遭遇する問題が、犬猫がおとなくしてくれないこと。検査時間が長くなってしまい、保定する看護師の集中力が切れ、犬猫が動きだしてしまう…なんていうこと、先生はありませんか? そのため、エコーを当てる時間を短くすることは重要なポイントです。竹内先生は腹部エコーのときに毛刈りをしないことが多いそうです。その場合、ゼリーではなくアルコールスプレーを用いてエコーを実施されます。竹内先生の腹部エコー技術を学べば、まわりへの負担を減らせる上、短い時間で多くの情報が得られるようになります。また、体毛がある場合のエコーの当て方のコツもご紹介します。

理由③ 他では学べない臓器のエコーも学べる!
今回の教材には、精巣、卵巣、子宮の超音波検査も収録しています。近年は未避妊、未去勢の症例が少なくなっているため、精巣、卵巣、子宮をターゲットにした超音波検査を学べる機会はほとんどありません。卵巣や子宮はみる機会が少ないと思うかもしれませんが、まれにいる子宮蓄膿症が疑われる症例が来院したときは、エコーを当てる必要があります。今回は、他では学べない精巣、卵巣、子宮の超音波検査も、竹内先生のデモンストレーションをみながらわかりやすく学べます。

先生も、スピーディーに腹部エコーをおこない、スクリーニングに活用しませんか?

失神を疑う症例への診断アプローチ

※これって、失神?てんかん?

想像してみてください…住宅街にある、小さな動物病院に9歳のトイプードルが来院しました。飼い主さんに聞いてみると、呼吸がハーハー荒くなり、突然、パタリと倒れ込んでしまったとのこと。

ひと通りの検査を終えた獣医師は、その結果から「てんかん」を疑いました。しかし、抗てんかん薬(フェノバルビタール)を投与した後も、てんかんと思われる発作はまったく消失しません。

困った獣医師は、専門の二次診療施設を紹介することにしました。そして、二次診療施設で検査をおこなった結果、この症例は、てんかんではなく失神を起こしていたことがわかったのです。

※先生ならどうしますか?

今お話したのは、想像上の話です。しかし、こんな話をしたのには、ちゃんと理由があります。それは、失神とてんかんの鑑別に苦慮するケースは、決して少なくないことを知ってもらうためです。

また、失神やてんかんを飼い主さんの視点から考えてみてください。失神やてんかんは、一時的な意識の消失を伴います。見た目にも明らかに異常が生じているため、「このまま死んでしまうのではないか」とパニックになる飼い主さんもいらっしゃいます。

そんな飼い主さんの不安が大きい問題だからこそ、正しく診断、治療できれば、飼い主さんの信頼も一段と厚いものになるのではないでしょうか。

※失神を疑う症例に対する
「3つのポイント」

今回、先生が学べるのは、失神を疑う症例へのアプローチです。誤診を防ぎ、スムーズに診療をおこなうポイントは大きく3つあります。

それは、①飼い主さんの言うことを鵜呑みにしないこと、②失神とてんかんの鑑別ポイントを知ること、③失神を生じる代表的な疾患を知ることの3つです。

また症例の中には、画像診断で顕著な異常がなくても失神を起こす場合もありますので、たくさんの症例に学ぶことも重要です。

この教材では、各ポイントや実際の症例をアメリカ獣医内科学会心臓病専門医である藤井先生のわかりやすい解説で学べます。

藤井先生に学び、自信を持って失神を疑う症例に対応できるようになりませんか?

腹部エコー完全習得ガイド~膵臓・副腎・尿管~

※「そんな短期間で習得できるの…?」そう思うのはわかります。でも…

「腹部エコーの描出と診断が30日でできるようになる、無理じゃない?」

そう思われたかもしれません。

しかし、根拠なくお伝えしているわけではありません。これは、今回ご紹介する「腹部エコー完全習得ガイド~胆道系、副腎、膵臓、尿路~」の講師、福島隆治先生のインタビューでおっしゃったことなのです。

Q:この教材で学習すれば、エコーで胆道系、副腎、膵臓、尿路の描出はどれくらいできるようになりますか?

福島隆治先生

A:1ヶ月以内にはできるのではないかと思います。副腎であれば1週間でいけると思います。

※ 腹部エコーの課題や悩みは多い…

今回の教材を制作するために獣医師の方々にアンケートを取りました。すると…

「臓器を描出できない」
「プローブを同じ位置で固定できない」
「検査に時間がかかる」
「個体により描出が難しい臓器がある」

などなど…
30名以上の先生から腹部エコーに関する課題や悩みを回答いただきました。

これらのアンケート結果を福島先生にお伝えして、課題や悩みが多かった臓器、尿路(尿管、尿道etc)、副腎、胆道系、膵臓に絞り、各臓器の描出テクニックと疾患の診断をテーマにして私たちは教材を制作しました。

各臓器の異常所見とその特徴、診断のポイント、各臓器の描出テクニックを実技映像も見ながら学べる内容となっています。

エコー実技シーンでは照明落として撮影しています。こうすることにより鮮明なエコー画面をご覧いただくことができます
“エコー実技シーンでは照明落として撮影しています。
こうすることにより鮮明なエコー画面をご覧いただくことができます”

※ コロナで実習になかなか参加できないからこそ…

「エコー図検査は映像だけで習得するのは、難しい…」という声をもらうことがあります。当然、実習で手取り足取り指導していただいた方が習得できる可能性は高いでしょう。

弊社でも積極的な実習を開催したいのですが、コロナ状況の先が読めないため、なかなか積極的な開催に踏み切れないのが現状です。ですので、このような状況を踏まえて実習に参加しているかのような教材にしました。

この教材を学習して、腹部エコー技術を習得すれば、先生の診断スピードが増します。診療に迷うことが少なくなり、結果的に動物の治療期間の短縮に繋がります。

先生をはじめ、動物にとっても、飼い主さんにとっても、メリットしかありません。

教材に収録されている内容の一部をご紹介すると…

▼ブレット部分(枠内に箇条書き)

これで解決!心エコー読影マスター

※もっと心エコーを使いこなしたい先生へ

近年、大きな注目を集めている心エコー。無麻酔、非侵襲的に検査でき、リアルタイムに多くの情報が得られるなど、多くのメリットがある検査法です。

今では、犬の粘液腫様僧帽弁疾患や猫の肥大型心筋症の診断には、心エコー図検査が必須といっても決して大げさではありません。

しかし、せっかく導入した心エコーを上手く使いこなせずにいる先生もいらっしゃるのではないでしょうか。

たとえば、「キレイな画像が出せない」「各項目の数値が異常なのかわからない」などは、多くの先生が抱える悩みですが…

※なぜ、心エコーの数値の判断に悩むのか?

その答えはシンプルです。なぜなら多くの先生が、「心エコーは心エコー、病気は病気」のように、別々のテーマとして学んでしまっているから。

その結果、心エコーで数値は取れる。でも、「この病気の評価には、どの数値が必要なのか?」「どの項目を見れば良いのか?」という問題を抱えてしまうのです。

この問題を解決するには、病気と見るべき項目を合致させる必要があります。こう聞くと、何だか複雑に感じるかもしれませんが、ご安心ください。

なぜなら、全部の数値を測定しなくても、「この病気なら、優先的にこの項目を見れば良い」という一定の基準があるからです。

※日常診療でよく遭遇する疾患を徹底解説

今回の教材は、心エコーの基礎から学べます。使用するプローブの選び方や持ち方、操作方法、心エコーの画質調整や保定のポイント、病態評価に必要な断面の出し方などの基本も、掘り下げてくわしく解説しています。

なぜなら、基本を正しく実践できなければキレイな画像が描出できず、測定に誤差が生じるだけでなく、間違った評価をしてしまうからです。

また、今回解説する疾患は、犬の粘液腫様僧帽弁疾患(MMVD)と猫の肥大型心筋症(HCM)の2つです。

これらは、日常診療でよく遭遇する疾患ですので、学んだ内容をすぐに活かすことができます。ぜひ先生も、新実先生から心エコーを病態評価に活用するコツを学んでください。

先生も、今お使いの心エコーを診断だけでなく、一歩踏み込んだ病態評価にも活用できるようになりませんか?

犬猫の貧血診断アプローチ

※ こんな経験はありませんか?

住宅街にある小さな動物病院の話です。

ある日、9歳のミニチュアダックスが「ふらつき」を主訴に来院しました。

飼い主さんに詳しく話を聞いてみると、1週間ほど前から下痢をしており、食欲も低下していると言います。

原因を調べるため、その先生はひと通りの検査をおこないました。

すると、血液検査の結果から、患者さんは貧血状態にあることが認められました。

その先生は、免疫異常の多いダックスであること、食欲の低下とふらつきがあることから「免疫介在性溶血性貧血」と診断し、ステロイドを投与することにしました。

しかし、数日が経過しても、患者さんの状況は改善せず、その先生は頭を抱えてしまいました。

※ 「とりあえず」の診療はリスクしかありません

たとえ話ではなく実はよくあります。

このように十分な検査もおこなわないまま、貧血の患者さんが「免疫介在性溶血性貧血」と診断されるケースは、決して珍しい話ではありません。

しかし、ひと言で「貧血」と言ってもその原因疾患はさまざまです。

中には生命にかかわる重篤な疾患もあるため、誤診は生死を左右します。

また、原因疾患によって使用する薬剤も異なるため、正しい診断のもと治療をおこなう必要がありますが…

※ 貧血の診断精度を確実にする方法

貧血の診断精度と治療成績を上げるには、大きく3つのポイントがあります。

1つめは、貧血の3つの分類と診断の優先順位を理解すること。

いきなり膨大な原因疾患を考えるのではなく、まずは小分けにすることが重要です。

2つめは、鑑別診断リストの作り方を知ること。

頭が混乱するのを防ぎ、正しい診断にたどり着くには、このスキルが欠かせません。

3つめは、疾患ごとの適切な治療法を知ること。

疾患ごとに使用する薬剤も変わりますので注意が必要です。

貧血の診断は、きちんと手順を守っていれば、確実にできるはずです。

本教材は、貧血の原因疾患の診断と治療法を網羅した初の映像教材です。

DVDの内容をしっかり理解し、手順を守って血液検査をおこなうことで、99%正確な診断を行うことを目指します。

どんな貧血がきても困らない、そんな資料を手元に置いておきませんか?

実戦的!猫の心エコー検査

※ 猫の心筋症の見落としをゼロに近づけるには?

先生もご存じのとおり、心筋症は猫でもっとも多い心疾患です。

猫の心筋症の約2/3は肥大型心筋症が占めており、ある調査では9歳以上の猫の29.4%が肥大型心筋症であると報告されました。

心筋症は、ほとんど初期症状を示さないため健康診断では見つけにくく、重症化してからようやく発見されるケースも少なくありません。

心不全を発症した猫の予後は長いとは言えないため、心筋症は早期の発見、治療が何よりも重要になります。

そして、心筋症の診断に必須となるのが、心エコー図検査なのですが…

※ 猫の心エコー図検査に苦手意識はありませんか?

猫は犬とは違い、体格のわりに心臓が小さい生き物です。

そのため、「ここが心臓かな?」とプローブを当ててみても、そこに心臓がなかったり、肋骨や肺でマスクされることがあります。

また、落ち着きがなく、押さえられるのが嫌になるとすぐに動いてしまうため、スムーズに検査が進まないことも少なくありません。

結果的に、30分以上かかることも珍しくないため、「犬の心エコーはできるけど、どうしても猫は苦手」という先生もたくさんいらっしゃいます。

でも実は、検査のポイントを押さえれば、30分以上かかっていた猫の心エコー図検査を、わずか10分で終わらせることができるんです。

※ 心エコー図検査を10分で終わらせる方法

猫の心エコー図検査を10分で終わらせるポイントは、大きく3つあります。

1つめは、猫が動いたときにサッと合わせられる「保定とポジショニングの微調整」

2つめは、猫の小さな心臓を捉える「繊細かつダイナミックなプローブ操作」

そして3つめは、記録と計測を分けて検査することです。

この3つをマスターすれば、血液検体を回している間にサッと心エコー図検査を終了させ、血液検査のデータと合わせ、まとめて飼い主さんに説明することも可能になります。

先生も、「猫に特化した心エコー図検査の技術」を学び、心筋症の見落としを限りなくゼロに近づけませんか?

本物の猫をモデルに実習形式で学べる!先生も、ストレスのない猫の心エコー図検査をマスターしませんか?

明日からはじめる!眼科検査のいろは

※ 獣医師の実力に大きな差がつく診療科目

先生は眼科診療に自信がありますか?

これまでの大学教育では、眼科は外科や内科の一部として扱われてきました。

しかし、5年ほど前にはじめてカリキュラムに「眼科学」が組み込まれました。

そのため、眼科診療をしっかりと学んだ先生もいれば、教科書の中のごく一部でしか学ばなかったという先生もいらっしゃいます。

つまり、全科目の診療が求められるホームドクターの間でも、「系統的に眼科診療を学んだかどうか」で大きな差がつく診療科目と言えます。

※ こんなリスクの高い診断をしていませんか?

たとえば、眼が赤く腫れた犬が来院したとしましょう。

先生は、どのように検査をおこないますか?

まずは、じっくりと眼球や歩き方を観察するはずです。

しかし、眼が赤く充血していること以外に異常がみられなければ、結膜炎という診断に落ち着かせるのではないでしょうか。

とりあえず消炎剤や抗生剤で様子を見るという先生も少なくありません。

もしかすると、先生もこのような診療をしていませんか?

これは、極めてリスクが高い診療であると言えます。

なぜなら、眼の充血は結膜炎ではなく、緑内障やぶどう膜炎など、失明にいたる重篤な疾患の可能性もあるからです。

※ 眼科診療の苦手意識を克服しませんか?

今回の教材テーマは、「ホームドクターのための眼科診療」です。

これから眼科診療をはじめたい先生はもちろん、順序立てた眼科検査のやり方を学びたい先生や、眼科診療に苦手意識をお持ちの先生に向けた内容となっています。

そのため、セミナーや勉強会ではなかなか質問しにくいような眼科診療の基礎から、検査機器の使い方、一連の検査の手順まで、わかりやすく解説しています。

ホームドクターのための眼科診療ですので、専門診療で使われるような高額な検査機器や特殊な機材は必要ありません。

安価な最低限の検査機器さえ揃えれば、明日から実施できる内容です。

先生も、順序立てた眼科検査のやり方を学び、眼科診療の苦手意識を克服しませんか?

ホームドクターが知っておくべき眼科診療のポイントと、長谷川先生の検査デモンストレーションを収録しました

特別な道具の必要のない跛行診断

※ ついつい、やっていませんか?

獣医療の中でも、整形外科は特に専門性の高い分野です。

実際、ある程度の経験をお持ちでも、整形外科疾患に苦手意識のある獣医師の先生は多くいらっしゃると思います。

跛行の犬が来院されたときなど、ついつい「痛み止めを打って様子を見ましょう」「レントゲンを撮ったけど、異常はないから大丈夫」といった診療をされているかもしれません。

でも、考えてみてください。

このような診療は症状に改善が見られなかった場合には飼い主さんに余計な経済的負担を強いるばかりか、患者さんにも余計な保定などのストレスを与える可能性があります。

また、先生にも余計な労力や時間、被爆のリスクがありますので、3者にとってマイナスとなる可能性があります。

※ 10年先も地域から愛される病院にしたいなら?

もし先生が真剣にこうお思いならば、整形外科疾患の診断精度を上げることは有用かもしれません。

中高齢の動物ほど整形外科疾患を生じやすいことからも、この伴侶動物高齢化時代の中、ますます必要となることが予想されます。

「でも、どうすれば診断精度を上げられるのか?」とお思いかもしれません。

ご安心ください。

今回お伝えする方法ならば、特別な道具を必要とすることなく、意識して実践していただくことで、跛行診断の精度の向上が期待できます。

※ 3ステップで跛行診断の精度を上げる方法

一戸先生が実践する跛行診断は、①鑑別疾患リストの作成 ②整形外科学的検査の実施 ③特殊検査の実施、これらの3ステップでおこなわれます。

中でも重要になるのが、整形外科学的検査でおこなう「体系的に順序立てられた触診」です。

多くの獣医師の先生は、体系立てられた手順の触診を学ばれた経験がないかもしれません。

ですが、正確な診断をするうえで、触診は問診、視診とならんで重要な検査法であるのは言うまでもありません。

歩様や姿勢の観察から疑わしい原因を考えたときも、その原因を裏付ける触診ができれば見落としを減らせる可能性があります。

先生も体系的な触診を学び、跛行診断の精度向上を図ってみてはいかがでしょうか?

一戸先生による手技のデモを見ながら、「体系的な触診」をマスターできます

急性呼吸器疾患から救うために人工呼吸管理のきほん Basics of mechanical ventilation

※1秒を争う場面で適切な対応ができますか?

獣医療の現場では、1分1秒をあらそう救急対応が必要な場面があります。たとえば、肺や胸腔、気道などの異常による「急性呼吸器疾患」はそのひとつです。

慢性の呼吸器疾患であれば、基本的にゆっくりと進行するため、「どう治療するか」を考える時間があります。しかし、急性呼吸器疾患はそうはいきません。

特に新規発症の患者は突然呼吸が苦しくなり、急に命を落とす危険もあるため、迅速な対応が求められます。これは救急医に限った話ではありません。

重症の急性呼吸器疾患で来院する患者は多いので、一次診療施設にも適切な対応が求められているのです。

※ホームドクターがやりがちな間違いとは?

一次診療施設に、急性呼吸器疾患の患者が来院したとき。多くの獣医師がやりがちな間違いがあります。

たとえば、「この子が苦しんでいる原因は何だろう?」「まずはその原因を検査しなくては」と考え、薬剤投与や検査を優先してしまうこと。

急性呼吸器疾患のアプローチで最優先すべきは、「生命の危険があるかどうか」を探ることです。呼吸を苦しくしている原因の究明は、それからでも遅くはありません。

※もっと救える生命を増やしたいと思いませんか?

目の前に救える生命があるのなら、どんなことをしてでも助けたい。きっと先生も、こう思い日々の診療をおこなっているはずです。

しかし、急性呼吸器疾患の重症症例を前に何をして良いのかわからず、ただ酸素室を見守っている自分に歯がゆさを感じた経験もあるかもしれません。

この映像教材では、一次診療施設で実践できる救急医のアプローチがわかりやすく学べます。先生も、正しい人工呼吸管理をマスターし、もっと救える生命を増やしたいと思いませんか?

実際の症例をみながら、救急医療における人工呼吸管理がわかりやすく学べます

犬のリンパ腫診療アップデート2021

※先生は、犬のリンパ腫診療に自信がありますか?

リンパ腫は、犬に多くみられる病気です。発生頻度が高い腫瘍であり、犬の腫瘍全体の7~24%を占めています。

10歳ごろの発症率が一番高いとされていますが、若齢の犬でも発生することがあります。

また、ゴールデン・レトリバー、ボクサーなどが好発品種として知られていますが、他の品種でも発生します。

つまり、何歳でも、どの犬種でも発症する可能性がある厄介な病気なのですが、先生は、リンパ腫の診療に自信をお持ちでしょうか?

もし先生が、リンパ腫の治療で予想外の経過に悩んだ経験があるのなら、この教材はとても重要になります。

※飛躍的な進歩を遂げた「犬のリンパ腫の診療」

先生は、犬のリンパ腫に関する学会論文が、1年でどれくらい発表されているのかご存じですか?実は、年間100以上も発表されているのです。

獣医療において犬のリンパ腫の治療はそれだけ注目度が高く、診療ノウハウも進歩している分野であると言えます。しかし、最新の診療ノウハウを学ぼうと思っても、年間100以上も発表される学会論文すべてに目を通すのは大変なはず。

日々の診療で忙しく、他にも学ぶべき内容がある先生は時間の確保も難しいことでしょう。そこで今回、先生のリンパ腫の診療ノウハウを約3時間でアップデートできる教材をご用意しました。

※リンパ腫のタイプごとに適切な治療を選択

今までは予想外の経過をたどることもあったリンパ腫治療ですが、研究が進んだ結果、タイプごとに適切な治療をすることで、経過予測の精度が高くなりました。

最新のリンパ腫診療を学ぶメリットは、患者のQOL向上だけではありません。経過の予測ができれば、飼い主さんへのインフォームドコンセントにも役立ちますので、貴院への信頼も厚いものになるでしょう。

ぜひ先生も、犬のリンパ腫を最新のものにアップデートしてください。

多数のオリジナル写真とイラストで、最新のリンパ腫診療がわかりやすく学べます

これで解決!多飲多尿診断アプローチ

※多飲多尿の鑑別診断、どこまでやられていらっしゃいますか?

多飲多尿の犬や猫。遭遇する機会の多い症状ですから、毎日のようにそうした動物を診られていると思います。先生は、どのように診断をつけていらっしゃいますか? 真剣に鑑別診断リストを検討し、すべてを除外して診断をつけるとなると、動物や飼主様に相当な負担を強いることになります。そこで、実際にはどこかで妥協して状況に応じた検査で疾患の確定/除外をすることになります。

腎泌尿器疾患をはじめ、糖尿病・副腎皮質機能亢進症・甲状腺機能亢進症などの内分泌疾患、子宮蓄膿症などの感染症、高カルシウム血症や高カリウム血症などの電解質異常・・・。多飲多尿の原因疾患は実にさまざまです。よくある疾患から珍しい疾患まで含めると、多飲多尿から考えるべき原因疾患の数は20を超えます。これを普段の診療の中でどう鑑別していくべきでしょうか。

経験豊富な先生方には「今さら感」のある話題かもしれませんが、正書やWSAVAのガイドラインで、初動でどこまで調べるべきとされているかをおさらいするいい機会かもしれません。また、若い先生方の中には日々の臨床の中で「これで本当に充分なのか?」「もっと詳しく検査しなくていいのか?」と、判断に迷うこともおありかと思います。そんな先生にぜひ見ていただきたいと思います。今回お伝えすることが、先生が日々行う多飲多尿の鑑別診断の中で少しでも助けになれば幸いです。

収録内容の一部をご紹介すると…

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