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明日からできる!犬の弁膜症治療戦略 -2024-

※「弁膜症治療」を学ぶドクターが増えていますが…

近年、弁膜症治療の重要性がますます高まっています。

先生も、日々の臨床で僧帽弁閉鎖不全症(MR)や粘液腫様僧帽弁疾患(MMVD)を診断するケースが増えたと感じているのではないでしょうか?

日本で人気の高いチワワやトイプードル、マルチーズなどの小型犬は、弁膜症の好発犬種であることが知られており、心疾患は小型犬の死亡原因の第1位は心疾患です。

高齢犬ほど発症率が高くなりますので、長生きの犬が増えている今、弁膜症の診療技術は「全獣医師必須である」といっても、決して大げさではありません。

犬と飼い主さんのQOLを維持するためにも、また、発見が遅れてしまい重症化する犬を減らすためにも、弁膜症を学ぶことは重要ですが…

※「どう治療すればいいのか?」

先生は、こう悩んだ経験はありませんか?

弁膜症は、症例数の多いとてもポピュラーな心疾患であり、ACVIM(米国獣医内科学会)ガイドラインに沿って治療をおこなうのが一般的です。

しかし、ガイドラインが治療に必要な知識を100%すべてカバーしてくれるわけではありません。

また、重症度や基礎疾患の有無により推奨される治療方法も異なるため、

「今すぐ治療をスタートするべきなのか?」「とりあえず、ピモベンダンを投与すればいいのか?」「いきなり急変しないだろうか?」

など、自信を持てないまま弁膜症を治療しているドクターも多いと聞きます。

薬剤の選択はもちろん、投薬のタイミングや用量などを間違えると、症状を悪化させたり、突然死の原因となることもあります。

だからこそ、常に情報をアップデートし続け、間違いのない治療をおこなうことが重要なのですが…

※ガイドラインの枠を超えた「最新の治療戦略」

本教材では、ACVIMガイドラインに「+α」することで、いま以上に弁膜症の治療成績をアップする方法を学べます。

しかしこの方法を活かすには、ACVIMガイドラインを理解し、ガイドラインに沿った治療ができることが前提となります。

最初のガイドラインは、2009年に発表されましたが、そのあと2019年に大幅に治療戦略を変更した改定版が発表されました。

ですから、「2009年版は勉強したけれど、2019年度版はまだ目を通せていない」という先生もいらっしゃるかもしれません。

そこで今回は、2009年度版と2019年度版のACVIMガイドラインを比較しながら、MRのステージAからDまでの各ステージごとの治療戦略を、青木先生のわかりやすい解説で学べるよう構成しました。

さらに、ACVIMガイドラインには書かれていない「弁膜症の治療成績をアップさせる秘訣」を青木先生のわかりやすい解説で学べます。

症例数の多い弁膜症だからこそ、間違いのない「最新の治療戦略」を学んでおきませんか?

パッと描出!腹部エコーテクニック

※ 時間のかかるエコーをもっとスピーディーに

今さらエコーのメリットをご説明するまでもないかもしれませんが、無麻酔、非侵襲的、リアルタイムに描出という3つは、他の検査にはない大きなメリットですよね。

今やエコーは、小動物臨床において、もっとも重要な検査ツールの一つと言っても、決して大げさではありません。

しかし、まったく問題がないわけではありません。

たとえば、「キレイな画像を描出できない」「描出したい臓器をすぐに探し出せない」などは、エコーを学んでいる獣医師なら、誰もが経験する悩みです。

思いどおりに画像を描出できなければ、当然、それだけ多くの時間がかかることになります。

でも実は、ちょっとしたコツさえ掴めば、腹部エコーはもっとスピーディーに実施でき、気軽にスクリーニングに活用できる検査になるのです。

※ スクリーニングに使いこなせると、どんなメリットがあるのか?

腹部エコーをスクリーニングに使いこなせるメリットは、たくさんあります。

たとえば、「より質の高い健康診断ができる」ことは、近年増えている健康意識の高い飼い主さんに喜ばれるメリットです。

また、犬猫の長寿化が進む今、「重大な疾患を早期に発見できる」メリットは見逃せません。

他にも、スクリーニング検査にどんどんエコー検査を実施することで、エコー技術も上達していきます。

エコー技術が上達すれば、今よりも短い時間で、より多くの情報が得られるようになりますので、診断精度も飛躍的にアップするはずです。

そこで今回、多くの一次診療施設の診療をサポートしている「獣医画像診断サービス」の代表を務める竹内充彦先生を講師にお招きし、腹部エコーをスクリーニングに使いこなすスピーディーなエコー検査の秘訣を教えていただきます。

※ 竹内先生に腹部エコーを学ぶべき「3つの理由」

理由① とにかく早い!(約15分でスクリーニング)
毎回エコー検査に時間がかかっていたのでは、スクリーニングに活かすのは難しいですよね。できる限り短時間で、ひと通りの腹部エコーができるのが理想です。そこで、先生に学んでいただきたいのが、竹内先生のエコー技術です。竹内先生のエコー技術は、とにかく早い。竹内先生は、副腎や膵臓などの見えにくい臓器も一つひとつ丁寧に描出した上で、スピーディーなスクリーニングをおこなわれています。

理由② まわりへの負担が少ない!
腹部エコーでたびたび遭遇する問題が、犬猫がおとなくしてくれないこと。検査時間が長くなってしまい、保定する看護師の集中力が切れ、犬猫が動きだしてしまう…なんていうこと、先生はありませんか? そのため、エコーを当てる時間を短くすることは重要なポイントです。竹内先生は腹部エコーのときに毛刈りをしないことが多いそうです。その場合、ゼリーではなくアルコールスプレーを用いてエコーを実施されます。竹内先生の腹部エコー技術を学べば、まわりへの負担を減らせる上、短い時間で多くの情報が得られるようになります。また、体毛がある場合のエコーの当て方のコツもご紹介します。

理由③ 他では学べない臓器のエコーも学べる!
今回の教材には、精巣、卵巣、子宮の超音波検査も収録しています。近年は未避妊、未去勢の症例が少なくなっているため、精巣、卵巣、子宮をターゲットにした超音波検査を学べる機会はほとんどありません。卵巣や子宮はみる機会が少ないと思うかもしれませんが、まれにいる子宮蓄膿症が疑われる症例が来院したときは、エコーを当てる必要があります。今回は、他では学べない精巣、卵巣、子宮の超音波検査も、竹内先生のデモンストレーションをみながらわかりやすく学べます。

先生も、スピーディーに腹部エコーをおこない、スクリーニングに活用しませんか?

失神を疑う症例への診断アプローチ

※これって、失神?てんかん?

想像してみてください…住宅街にある、小さな動物病院に9歳のトイプードルが来院しました。飼い主さんに聞いてみると、呼吸がハーハー荒くなり、突然、パタリと倒れ込んでしまったとのこと。

ひと通りの検査を終えた獣医師は、その結果から「てんかん」を疑いました。しかし、抗てんかん薬(フェノバルビタール)を投与した後も、てんかんと思われる発作はまったく消失しません。

困った獣医師は、専門の二次診療施設を紹介することにしました。そして、二次診療施設で検査をおこなった結果、この症例は、てんかんではなく失神を起こしていたことがわかったのです。

※先生ならどうしますか?

今お話したのは、想像上の話です。しかし、こんな話をしたのには、ちゃんと理由があります。それは、失神とてんかんの鑑別に苦慮するケースは、決して少なくないことを知ってもらうためです。

また、失神やてんかんを飼い主さんの視点から考えてみてください。失神やてんかんは、一時的な意識の消失を伴います。見た目にも明らかに異常が生じているため、「このまま死んでしまうのではないか」とパニックになる飼い主さんもいらっしゃいます。

そんな飼い主さんの不安が大きい問題だからこそ、正しく診断、治療できれば、飼い主さんの信頼も一段と厚いものになるのではないでしょうか。

※失神を疑う症例に対する
「3つのポイント」

今回、先生が学べるのは、失神を疑う症例へのアプローチです。誤診を防ぎ、スムーズに診療をおこなうポイントは大きく3つあります。

それは、①飼い主さんの言うことを鵜呑みにしないこと、②失神とてんかんの鑑別ポイントを知ること、③失神を生じる代表的な疾患を知ることの3つです。

また症例の中には、画像診断で顕著な異常がなくても失神を起こす場合もありますので、たくさんの症例に学ぶことも重要です。

この教材では、各ポイントや実際の症例をアメリカ獣医内科学会心臓病専門医である藤井先生のわかりやすい解説で学べます。

藤井先生に学び、自信を持って失神を疑う症例に対応できるようになりませんか?

腹部エコー完全習得ガイド~膵臓・副腎・尿管~

※「そんな短期間で習得できるの…?」そう思うのはわかります。でも…

「腹部エコーの描出と診断が30日でできるようになる、無理じゃない?」

そう思われたかもしれません。

しかし、根拠なくお伝えしているわけではありません。これは、今回ご紹介する「腹部エコー完全習得ガイド~胆道系、副腎、膵臓、尿路~」の講師、福島隆治先生のインタビューでおっしゃったことなのです。

Q:この教材で学習すれば、エコーで胆道系、副腎、膵臓、尿路の描出はどれくらいできるようになりますか?

福島隆治先生

A:1ヶ月以内にはできるのではないかと思います。副腎であれば1週間でいけると思います。

※ 腹部エコーの課題や悩みは多い…

今回の教材を制作するために獣医師の方々にアンケートを取りました。すると…

「臓器を描出できない」
「プローブを同じ位置で固定できない」
「検査に時間がかかる」
「個体により描出が難しい臓器がある」

などなど…
30名以上の先生から腹部エコーに関する課題や悩みを回答いただきました。

これらのアンケート結果を福島先生にお伝えして、課題や悩みが多かった臓器、尿路(尿管、尿道etc)、副腎、胆道系、膵臓に絞り、各臓器の描出テクニックと疾患の診断をテーマにして私たちは教材を制作しました。

各臓器の異常所見とその特徴、診断のポイント、各臓器の描出テクニックを実技映像も見ながら学べる内容となっています。

エコー実技シーンでは照明落として撮影しています。こうすることにより鮮明なエコー画面をご覧いただくことができます
“エコー実技シーンでは照明落として撮影しています。
こうすることにより鮮明なエコー画面をご覧いただくことができます”

※ コロナで実習になかなか参加できないからこそ…

「エコー図検査は映像だけで習得するのは、難しい…」という声をもらうことがあります。当然、実習で手取り足取り指導していただいた方が習得できる可能性は高いでしょう。

弊社でも積極的な実習を開催したいのですが、コロナ状況の先が読めないため、なかなか積極的な開催に踏み切れないのが現状です。ですので、このような状況を踏まえて実習に参加しているかのような教材にしました。

この教材を学習して、腹部エコー技術を習得すれば、先生の診断スピードが増します。診療に迷うことが少なくなり、結果的に動物の治療期間の短縮に繋がります。

先生をはじめ、動物にとっても、飼い主さんにとっても、メリットしかありません。

教材に収録されている内容の一部をご紹介すると…

▼ブレット部分(枠内に箇条書き)

これで解決!心エコー読影マスター

※もっと心エコーを使いこなしたい先生へ

近年、大きな注目を集めている心エコー。無麻酔、非侵襲的に検査でき、リアルタイムに多くの情報が得られるなど、多くのメリットがある検査法です。

今では、犬の粘液腫様僧帽弁疾患や猫の肥大型心筋症の診断には、心エコー図検査が必須といっても決して大げさではありません。

しかし、せっかく導入した心エコーを上手く使いこなせずにいる先生もいらっしゃるのではないでしょうか。

たとえば、「キレイな画像が出せない」「各項目の数値が異常なのかわからない」などは、多くの先生が抱える悩みですが…

※なぜ、心エコーの数値の判断に悩むのか?

その答えはシンプルです。なぜなら多くの先生が、「心エコーは心エコー、病気は病気」のように、別々のテーマとして学んでしまっているから。

その結果、心エコーで数値は取れる。でも、「この病気の評価には、どの数値が必要なのか?」「どの項目を見れば良いのか?」という問題を抱えてしまうのです。

この問題を解決するには、病気と見るべき項目を合致させる必要があります。こう聞くと、何だか複雑に感じるかもしれませんが、ご安心ください。

なぜなら、全部の数値を測定しなくても、「この病気なら、優先的にこの項目を見れば良い」という一定の基準があるからです。

※日常診療でよく遭遇する疾患を徹底解説

今回の教材は、心エコーの基礎から学べます。使用するプローブの選び方や持ち方、操作方法、心エコーの画質調整や保定のポイント、病態評価に必要な断面の出し方などの基本も、掘り下げてくわしく解説しています。

なぜなら、基本を正しく実践できなければキレイな画像が描出できず、測定に誤差が生じるだけでなく、間違った評価をしてしまうからです。

また、今回解説する疾患は、犬の粘液腫様僧帽弁疾患(MMVD)と猫の肥大型心筋症(HCM)の2つです。

これらは、日常診療でよく遭遇する疾患ですので、学んだ内容をすぐに活かすことができます。ぜひ先生も、新実先生から心エコーを病態評価に活用するコツを学んでください。

先生も、今お使いの心エコーを診断だけでなく、一歩踏み込んだ病態評価にも活用できるようになりませんか?

犬猫の貧血診断アプローチ

※ こんな経験はありませんか?

住宅街にある小さな動物病院の話です。

ある日、9歳のミニチュアダックスが「ふらつき」を主訴に来院しました。

飼い主さんに詳しく話を聞いてみると、1週間ほど前から下痢をしており、食欲も低下していると言います。

原因を調べるため、その先生はひと通りの検査をおこないました。

すると、血液検査の結果から、患者さんは貧血状態にあることが認められました。

その先生は、免疫異常の多いダックスであること、食欲の低下とふらつきがあることから「免疫介在性溶血性貧血」と診断し、ステロイドを投与することにしました。

しかし、数日が経過しても、患者さんの状況は改善せず、その先生は頭を抱えてしまいました。

※ 「とりあえず」の診療はリスクしかありません

たとえ話ではなく実はよくあります。

このように十分な検査もおこなわないまま、貧血の患者さんが「免疫介在性溶血性貧血」と診断されるケースは、決して珍しい話ではありません。

しかし、ひと言で「貧血」と言ってもその原因疾患はさまざまです。

中には生命にかかわる重篤な疾患もあるため、誤診は生死を左右します。

また、原因疾患によって使用する薬剤も異なるため、正しい診断のもと治療をおこなう必要がありますが…

※ 貧血の診断精度を確実にする方法

貧血の診断精度と治療成績を上げるには、大きく3つのポイントがあります。

1つめは、貧血の3つの分類と診断の優先順位を理解すること。

いきなり膨大な原因疾患を考えるのではなく、まずは小分けにすることが重要です。

2つめは、鑑別診断リストの作り方を知ること。

頭が混乱するのを防ぎ、正しい診断にたどり着くには、このスキルが欠かせません。

3つめは、疾患ごとの適切な治療法を知ること。

疾患ごとに使用する薬剤も変わりますので注意が必要です。

貧血の診断は、きちんと手順を守っていれば、確実にできるはずです。

本教材は、貧血の原因疾患の診断と治療法を網羅した初の映像教材です。

DVDの内容をしっかり理解し、手順を守って血液検査をおこなうことで、99%正確な診断を行うことを目指します。

どんな貧血がきても困らない、そんな資料を手元に置いておきませんか?

実戦的!猫の心エコー検査

※ 猫の心筋症の見落としをゼロに近づけるには?

先生もご存じのとおり、心筋症は猫でもっとも多い心疾患です。

猫の心筋症の約2/3は肥大型心筋症が占めており、ある調査では9歳以上の猫の29.4%が肥大型心筋症であると報告されました。

心筋症は、ほとんど初期症状を示さないため健康診断では見つけにくく、重症化してからようやく発見されるケースも少なくありません。

心不全を発症した猫の予後は長いとは言えないため、心筋症は早期の発見、治療が何よりも重要になります。

そして、心筋症の診断に必須となるのが、心エコー図検査なのですが…

※ 猫の心エコー図検査に苦手意識はありませんか?

猫は犬とは違い、体格のわりに心臓が小さい生き物です。

そのため、「ここが心臓かな?」とプローブを当ててみても、そこに心臓がなかったり、肋骨や肺でマスクされることがあります。

また、落ち着きがなく、押さえられるのが嫌になるとすぐに動いてしまうため、スムーズに検査が進まないことも少なくありません。

結果的に、30分以上かかることも珍しくないため、「犬の心エコーはできるけど、どうしても猫は苦手」という先生もたくさんいらっしゃいます。

でも実は、検査のポイントを押さえれば、30分以上かかっていた猫の心エコー図検査を、わずか10分で終わらせることができるんです。

※ 心エコー図検査を10分で終わらせる方法

猫の心エコー図検査を10分で終わらせるポイントは、大きく3つあります。

1つめは、猫が動いたときにサッと合わせられる「保定とポジショニングの微調整」

2つめは、猫の小さな心臓を捉える「繊細かつダイナミックなプローブ操作」

そして3つめは、記録と計測を分けて検査することです。

この3つをマスターすれば、血液検体を回している間にサッと心エコー図検査を終了させ、血液検査のデータと合わせ、まとめて飼い主さんに説明することも可能になります。

先生も、「猫に特化した心エコー図検査の技術」を学び、心筋症の見落としを限りなくゼロに近づけませんか?

本物の猫をモデルに実習形式で学べる!先生も、ストレスのない猫の心エコー図検査をマスターしませんか?

明日からはじめる!眼科検査のいろは

※ 獣医師の実力に大きな差がつく診療科目

先生は眼科診療に自信がありますか?

これまでの大学教育では、眼科は外科や内科の一部として扱われてきました。

しかし、5年ほど前にはじめてカリキュラムに「眼科学」が組み込まれました。

そのため、眼科診療をしっかりと学んだ先生もいれば、教科書の中のごく一部でしか学ばなかったという先生もいらっしゃいます。

つまり、全科目の診療が求められるホームドクターの間でも、「系統的に眼科診療を学んだかどうか」で大きな差がつく診療科目と言えます。

※ こんなリスクの高い診断をしていませんか?

たとえば、眼が赤く腫れた犬が来院したとしましょう。

先生は、どのように検査をおこないますか?

まずは、じっくりと眼球や歩き方を観察するはずです。

しかし、眼が赤く充血していること以外に異常がみられなければ、結膜炎という診断に落ち着かせるのではないでしょうか。

とりあえず消炎剤や抗生剤で様子を見るという先生も少なくありません。

もしかすると、先生もこのような診療をしていませんか?

これは、極めてリスクが高い診療であると言えます。

なぜなら、眼の充血は結膜炎ではなく、緑内障やぶどう膜炎など、失明にいたる重篤な疾患の可能性もあるからです。

※ 眼科診療の苦手意識を克服しませんか?

今回の教材テーマは、「ホームドクターのための眼科診療」です。

これから眼科診療をはじめたい先生はもちろん、順序立てた眼科検査のやり方を学びたい先生や、眼科診療に苦手意識をお持ちの先生に向けた内容となっています。

そのため、セミナーや勉強会ではなかなか質問しにくいような眼科診療の基礎から、検査機器の使い方、一連の検査の手順まで、わかりやすく解説しています。

ホームドクターのための眼科診療ですので、専門診療で使われるような高額な検査機器や特殊な機材は必要ありません。

安価な最低限の検査機器さえ揃えれば、明日から実施できる内容です。

先生も、順序立てた眼科検査のやり方を学び、眼科診療の苦手意識を克服しませんか?

ホームドクターが知っておくべき眼科診療のポイントと、長谷川先生の検査デモンストレーションを収録しました

特別な道具の必要のない跛行診断

※ ついつい、やっていませんか?

獣医療の中でも、整形外科は特に専門性の高い分野です。

実際、ある程度の経験をお持ちでも、整形外科疾患に苦手意識のある獣医師の先生は多くいらっしゃると思います。

跛行の犬が来院されたときなど、ついつい「痛み止めを打って様子を見ましょう」「レントゲンを撮ったけど、異常はないから大丈夫」といった診療をされているかもしれません。

でも、考えてみてください。

このような診療は症状に改善が見られなかった場合には飼い主さんに余計な経済的負担を強いるばかりか、患者さんにも余計な保定などのストレスを与える可能性があります。

また、先生にも余計な労力や時間、被爆のリスクがありますので、3者にとってマイナスとなる可能性があります。

※ 10年先も地域から愛される病院にしたいなら?

もし先生が真剣にこうお思いならば、整形外科疾患の診断精度を上げることは有用かもしれません。

中高齢の動物ほど整形外科疾患を生じやすいことからも、この伴侶動物高齢化時代の中、ますます必要となることが予想されます。

「でも、どうすれば診断精度を上げられるのか?」とお思いかもしれません。

ご安心ください。

今回お伝えする方法ならば、特別な道具を必要とすることなく、意識して実践していただくことで、跛行診断の精度の向上が期待できます。

※ 3ステップで跛行診断の精度を上げる方法

一戸先生が実践する跛行診断は、①鑑別疾患リストの作成 ②整形外科学的検査の実施 ③特殊検査の実施、これらの3ステップでおこなわれます。

中でも重要になるのが、整形外科学的検査でおこなう「体系的に順序立てられた触診」です。

多くの獣医師の先生は、体系立てられた手順の触診を学ばれた経験がないかもしれません。

ですが、正確な診断をするうえで、触診は問診、視診とならんで重要な検査法であるのは言うまでもありません。

歩様や姿勢の観察から疑わしい原因を考えたときも、その原因を裏付ける触診ができれば見落としを減らせる可能性があります。

先生も体系的な触診を学び、跛行診断の精度向上を図ってみてはいかがでしょうか?

一戸先生による手技のデモを見ながら、「体系的な触診」をマスターできます

急性呼吸器疾患から救うために人工呼吸管理のきほん Basics of mechanical ventilation

※1秒を争う場面で適切な対応ができますか?

獣医療の現場では、1分1秒をあらそう救急対応が必要な場面があります。たとえば、肺や胸腔、気道などの異常による「急性呼吸器疾患」はそのひとつです。

慢性の呼吸器疾患であれば、基本的にゆっくりと進行するため、「どう治療するか」を考える時間があります。しかし、急性呼吸器疾患はそうはいきません。

特に新規発症の患者は突然呼吸が苦しくなり、急に命を落とす危険もあるため、迅速な対応が求められます。これは救急医に限った話ではありません。

重症の急性呼吸器疾患で来院する患者は多いので、一次診療施設にも適切な対応が求められているのです。

※ホームドクターがやりがちな間違いとは?

一次診療施設に、急性呼吸器疾患の患者が来院したとき。多くの獣医師がやりがちな間違いがあります。

たとえば、「この子が苦しんでいる原因は何だろう?」「まずはその原因を検査しなくては」と考え、薬剤投与や検査を優先してしまうこと。

急性呼吸器疾患のアプローチで最優先すべきは、「生命の危険があるかどうか」を探ることです。呼吸を苦しくしている原因の究明は、それからでも遅くはありません。

※もっと救える生命を増やしたいと思いませんか?

目の前に救える生命があるのなら、どんなことをしてでも助けたい。きっと先生も、こう思い日々の診療をおこなっているはずです。

しかし、急性呼吸器疾患の重症症例を前に何をして良いのかわからず、ただ酸素室を見守っている自分に歯がゆさを感じた経験もあるかもしれません。

この映像教材では、一次診療施設で実践できる救急医のアプローチがわかりやすく学べます。先生も、正しい人工呼吸管理をマスターし、もっと救える生命を増やしたいと思いませんか?

実際の症例をみながら、救急医療における人工呼吸管理がわかりやすく学べます

犬のリンパ腫診療アップデート2021

※先生は、犬のリンパ腫診療に自信がありますか?

リンパ腫は、犬に多くみられる病気です。発生頻度が高い腫瘍であり、犬の腫瘍全体の7~24%を占めています。

10歳ごろの発症率が一番高いとされていますが、若齢の犬でも発生することがあります。

また、ゴールデン・レトリバー、ボクサーなどが好発品種として知られていますが、他の品種でも発生します。

つまり、何歳でも、どの犬種でも発症する可能性がある厄介な病気なのですが、先生は、リンパ腫の診療に自信をお持ちでしょうか?

もし先生が、リンパ腫の治療で予想外の経過に悩んだ経験があるのなら、この教材はとても重要になります。

※飛躍的な進歩を遂げた「犬のリンパ腫の診療」

先生は、犬のリンパ腫に関する学会論文が、1年でどれくらい発表されているのかご存じですか?実は、年間100以上も発表されているのです。

獣医療において犬のリンパ腫の治療はそれだけ注目度が高く、診療ノウハウも進歩している分野であると言えます。しかし、最新の診療ノウハウを学ぼうと思っても、年間100以上も発表される学会論文すべてに目を通すのは大変なはず。

日々の診療で忙しく、他にも学ぶべき内容がある先生は時間の確保も難しいことでしょう。そこで今回、先生のリンパ腫の診療ノウハウを約3時間でアップデートできる教材をご用意しました。

※リンパ腫のタイプごとに適切な治療を選択

今までは予想外の経過をたどることもあったリンパ腫治療ですが、研究が進んだ結果、タイプごとに適切な治療をすることで、経過予測の精度が高くなりました。

最新のリンパ腫診療を学ぶメリットは、患者のQOL向上だけではありません。経過の予測ができれば、飼い主さんへのインフォームドコンセントにも役立ちますので、貴院への信頼も厚いものになるでしょう。

ぜひ先生も、犬のリンパ腫を最新のものにアップデートしてください。

多数のオリジナル写真とイラストで、最新のリンパ腫診療がわかりやすく学べます

これで解決!多飲多尿診断アプローチ

※多飲多尿の鑑別診断、どこまでやられていらっしゃいますか?

多飲多尿の犬や猫。遭遇する機会の多い症状ですから、毎日のようにそうした動物を診られていると思います。先生は、どのように診断をつけていらっしゃいますか? 真剣に鑑別診断リストを検討し、すべてを除外して診断をつけるとなると、動物や飼主様に相当な負担を強いることになります。そこで、実際にはどこかで妥協して状況に応じた検査で疾患の確定/除外をすることになります。

腎泌尿器疾患をはじめ、糖尿病・副腎皮質機能亢進症・甲状腺機能亢進症などの内分泌疾患、子宮蓄膿症などの感染症、高カルシウム血症や高カリウム血症などの電解質異常・・・。多飲多尿の原因疾患は実にさまざまです。よくある疾患から珍しい疾患まで含めると、多飲多尿から考えるべき原因疾患の数は20を超えます。これを普段の診療の中でどう鑑別していくべきでしょうか。

経験豊富な先生方には「今さら感」のある話題かもしれませんが、正書やWSAVAのガイドラインで、初動でどこまで調べるべきとされているかをおさらいするいい機会かもしれません。また、若い先生方の中には日々の臨床の中で「これで本当に充分なのか?」「もっと詳しく検査しなくていいのか?」と、判断に迷うこともおありかと思います。そんな先生にぜひ見ていただきたいと思います。今回お伝えすることが、先生が日々行う多飲多尿の鑑別診断の中で少しでも助けになれば幸いです。

収録内容の一部をご紹介すると…

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